土肥春曙
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どい しゅんしょ 土肥 春曙 | |
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本名 | 土肥 庸元(どい つねもと) |
出身地 | 日本・肥後国 |
死没地 | 日本・東京府 |
職業 | 俳優、劇作家 |
ジャンル | 新派 |
所属劇団 | 川上音二郎一座 |
主な作品 | |
ハムレット |
土肥 春曙(どい しゅんしょ、1869年11月9日(明治2年10月6日)- 1915年(大正4年)3月2日)は、日本の新派俳優、劇作家である[1][2]。春曙は芸名で、本名は庸元[1][2]。
経歴・人物
[編集]書家であった土肥直康(樵石) とその妻のカジュの長男として[2]、肥後に生まれる[1][2]。東京専門学校(現在の早稲田大学)文科一期生として入学後、坪内逍遥に師事した[1][2]。卒業後は読売新聞に勤務し[3]、ジャーナリストとしての活動を経て、1901年(明治34年)には川上音二郎が座長を務める一座の座員となり[1][2]、ヨーロッパ巡業に参加し、通訳等を務め俳優への道を志した。
帰国後は、大学時代の師匠である逍遥に再度師事し朗読会である「易風会」を創設に携わり、1906年(明治40年)には逍遥らが創設した文芸協会の設立時の俳優として[4]、多くの作品に出演し主役を務め[4]、端正な容貌[4]や近代的な演技[5]として名を馳せた。また俳優としての活動以外にも、同協会に属する協会員の後進の演劇指導にも携わった[3]。会解散後の1913年(大正4年)には[6]、東儀鉄笛らと共に「無名会」の創設し演劇の近代化に貢献した[6]。しかし同年病気に患い引退し[2][6]、翌1914年に逝去した。
主な出演作品
[編集]- 『ハムレット』(原作:ウィリアム・シェイクスピア)- 主演ハムレット、ポーシャ役(二役)[2]
- 『人形の家』(原作:ヘンリック・イプセン)
- 『故郷』(原作:ヘルマン・ズーダーマン)
主な著作物
[編集]演じた俳優
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “土肥春曙”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “土肥春曙”. 朝日日本歴史人物事典(朝日新聞出版)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。
- ^ a b “土肥春曙”. 世界大百科事典 第2版(平凡社)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。
- ^ a b c “土肥春曙”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典(ブリタニカ・ジャパン)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。
- ^ “土井春曙”. 日本大百科全書(小学館)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。
- ^ a b c “土肥 春曙”. 20世紀日本人名事典(日外アソシエーツ)株式会社DIGITALIO. 2023年2月1日閲覧。