土窯
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土窯(つちがま)とは備前焼中世古窯を復元した土製の窯の俗称である。
備前焼が始まったといわれる平安時代末期より使われた窖窯で、天保年間(1830年~1843年)に日干し煉瓦で築窯された天保窯(登り窯)ができるまで使われていた。
2014年から備前焼中世古窯復元「土窯」プロジェクト委員会が設立されている。 メンバーは研究者と陶芸家らを中心に構成されており、土窯を活用した実証研究等を行っている。
2015年には備前焼中世古窯をモデルとした「土窯」がアメリカ合衆国アーカンソー州に築かれた(Tsuchigama Project 2015)。
文化財、関連施設
[編集]備前市
- 備前陶器窯跡(以下の3か所が国の史跡に指定)
- 伊部北大窯跡
- 伊部南大窯跡
- 伊部西大窯跡
- 天保窯(市指定文化財)
- 備前市埋蔵文化財管理センター - ウェイバックマシン(2014年5月14日アーカイブ分)
- 備前市歴史民俗資料館
- 岡山県備前陶芸美術館
- 備前焼伝統産業会館
- 備前陶芸センター
- 藤原啓記念館
瀬戸内市
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- 平川忠 「備前焼の現在・未来・土窯の再現実験」『備前歴史フォーラム資料集 備前焼・海の道・夢フォーラム2006』 備前市教育委員会・備前市歴史民俗資料館 2006年9月
- 重根弘和 文責 「窖窯の復元と焼成実験」『備前歴史フォーラム資料集 摺る』 備前市教育委員会・備前市歴史民俗資料館 2011年