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土生川正道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

土生川正道(はぶかわしょうどう 1932年 - )は、高野山真言宗

概要

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高野山大学西洋哲学科卒業[1]。高野山無量光院住職。高野山第508世寺務検校執行法印。

1993年に出版された『中院流初心行者行様指南』を監修[2]

2000年に高野山真言宗の宗務総長に就任[1]2003年6月23日までに行われた高野山真言宗の臨時宗会で、土生川正道が宗務総長に再任する。2003年7月5日から3年間就任[3]

2007年3月12日金剛峯寺で土生川正道の第508世寺務検校執行法印の転衣式が行われる[4]

2018年8月30日に放送のNHK戦争テレビ番組に出る。戦時中の1944年高野山軍隊に徴用され、海軍航空隊予科練が置かれていた。当時の土生川正道は三宝院で修行をしており、当時の練習生は宿坊で生活をしていたことを鮮明に覚えている。テレビ番組では、練習生が宿坊の柱にぶら下がるように命じられていたり、夜になるとおなかをすかせた練習生が毎晩鍋の底にこびり付いた焦げ飯を取りに来ていたことを語る[5]

高野山奥の院英霊殿前に設置している石碑には、土生川正道が書いた本居宣長の敷島の歌が刻されている[6]

脚注

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  1. ^ a b 【プロフィール】土生川 正道(はぶかわ しょうどう)”. 医療法人南労会. 2023年10月11日閲覧。
  2. ^ 聖寛, 大沢 (1993-03). “「中院流初心行者行様指南」山岸栄岳,土生川正道監修 吉田徳晃著”. 密教学研究: p200~203. https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I3566077-00. 
  3. ^ 【印刷用】高野山宗務総長に土生川氏/任期は7月5日から3年間 | 全国ニュース | 四国新聞社”. www.shikoku-np.co.jp. 2023年10月11日閲覧。
  4. ^ 高野山真言宗の法印転衣式に参列して…”. RELNET. 2023年10月11日閲覧。
  5. ^ 日本放送協会. “高野山にあった1年だけの海軍航空隊|戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK|”. 戦跡 薄れる戦争の記憶 NHK. 2023年10月11日閲覧。
  6. ^ 土生川正道書本居宣長歌碑”. gururinkansai.com. 2023年10月11日閲覧。