國廣敏文
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國廣(国広) 敏文(くにひろ としふみ 、1950年11月19日 - )は、日本の政治学者。専門は、政治学、政治社会学、比較政治、フランス現代政治。立命館大学名誉教授。
広島県大竹市生まれ。1969年3月、私立崇徳高等学校卒業。1975年3月、明治大学政治経済学部政治学科卒業。その後、同大学院政治経済学研究科政治学専攻修士課程修了、同専攻博士課程単位取得退学。明治大学では田口富久治教授(名古屋大学名誉教授)に師事。1990年4月より立命館大学産業社会学部助教授、1998年に教授、2016年3月定年退職。続いて2021年3月まで特別任用教授。
経歴
[編集]- フランス国ボルドー政治学院(Institut d'études politiques de Bordeaux、Science Po Bordeaux)客員教授(1995年8月-1996年9月)、パリ第Ⅰ大学パンテオン・ソルボンヌ(Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne)政治システム比較分析センター客員研究員(2003年9月-2004年9月)。
- 立命館大学大学院部長(2000年4月-2003年3月)、立命館大学産業社会学部長・社会学研究科長(2005年4月-2009年3月)。学校法人立命館常務理事(2009年4月-2014年12月)。立命館副総長職務代行(2015年1-2月)。
- 学校法人立命館理事・評議員(2005年4月-2016年7月)。
- 日本私立大学連盟学生委員会委員長(2011-2016年度)。
- 日本学生支援機構(JASSO)奨学金事業運営協議会委員(2012-2016年度)。
- 学校法人大阪初芝学園理事・評議員(2008年9月-2021年3月)。
- 学校法人大阪初芝学園副理事長(2015年7月-2020年3月)、同学園学園長(2020年4月-2021年3月)。
- 立命館大学スポーツ強化対策室長(1993年度)。
- 立命館大学スポーツ強化センター長(2009年4月ー2014年12月)。
- 立命館大学体育会男子バスケットボール部部長(1994-1996年度)。
- 立命館大学体育会日本拳法部部長(1997-2011年度)。日本拳法京都府連盟参与(1998年- )。
- 立命館大学体育会硬式野球部部長・関西学生野球連盟理事(2012-2015年度)。
- 立命館スポーツフェロー顧問(2010-2015,2018年- )。
論文
[編集]- 「「国家社会学」の射程――「比較国家論」への諸前提」『名古屋大学法政論集』131号(1990年)
- 「現代フランスにおける政治的エコロジー運動の生成と展開――政党化をめぐるディレンマ」『立命館法学』245号(1996年)
- 「現代フランスにおけるエコロジー運動の政治社会学――運動の担い手の問題を中心に」『立命館産業社会論集』33巻3号(1997年)
著書
[編集]共編著
[編集]- (田口富久治・中谷義和編)『現代政治の理論と動態』(童学草舎、1986年)
- (高橋伸一編著)『社会科学概論』(法律文化社、1999年)
- (田口富久治・中谷義和編)『比較政治制度論』(法律文化社、初版1994年・新版1999年・第三版2006年)
- (加藤哲郎・國廣敏文編)『グローバル化時代の政治学』(法律文化社、2008年)
- (中谷義和ほか)『ポピュリズムのグローバル化を問う』(法律文化社、2017年)
訳書
[編集]- (ピエール・ビルンボーム)『現代フランスの権力エリート』(日本経済評論社、1988年)
- (デイヴィッド・ヘルド編)『グローバル化とは何か――文化・経済・社会』(法律文化社、2002年)
- ( アンソニー・マグリュー編)『変容する民主主義――グローバル化のなかで』(日本経済評論社、2003年)
- ( ボブ・ジェソップ)『資本主義国家の未来』(御茶の水書房、2005年)
- (ダニエル・アーチブージ)『グローバル化時代の市民像―コスモポリタン民主政へ向けて』(法律文化社、2010年)