国際防災デー
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国際防災デー(こくさいぼうさいデー)は、自然災害の軽減を目的とした国際デーである。1989年より毎年10月の第2水曜日に定められている。2009年の国連総会で10月13日と変更された。
目的
[編集]国際防災デーは、国際的な協調を通じて一致した行動を取ることで地震、風水害、土砂崩れ、火山噴火、森林火災、虫害、干ばつ、砂漠化その他の自然災害の被害から人命や財産、社会的秩序を守ることをアピールする日である。
成立
[編集]国際防災デーは1989年12月の第44回国際連合経済社会理事会の決議により設けられた。国連防災の10年の宣言とともに、10月13日を国際防災デーに制定した。その後、1987年-1989年の国連総会開会中に、関係する細目を議決するとともに、毎年10月の第3水曜日に改めた。
防災の10年
[編集]1990年-1999年を国連防災の10年とし、減災の活動を展開して、2000年は災害が減少して10年のイベントを終わった。国連総会は1999年11月にこの活動をさらに10年間行うことを決議した[1]。
テーマ
[編集]毎年国際的な減災のためのテーマを定めている[2]。
年 | 主題 |
---|---|
1991年 | 減災・発展・環境 |
1992年 | 自然災害の軽減と持続的発展 |
1993年 | 自然災害の軽減 |
1994年 | 安全な21世紀のための災害を受けやすい地域の確定 |
1995年 | 女性や子どもたちを守る |
1996年 | 都市化と災害 |
1997年 | 水:多すぎても、少なすぎても災害をもたらす |
1998年 | 防災とメディア |
1999年 | 減災による利益-科学技術により生命・財産を守る |
2000年 | 防災、教育と青年-特に森林火災への関心 |
2001年 | 災害を防ぎ、損失を減らす |
2002年 | 山岳地帯の防災と持続的発展 |
2003年 | 災害との共存-災害があっても持続的に発展するために |
2004年 | 経験に学び、防災を未来へ生かす |
2005年 | 少額融資と安全な手段を用いて、災害とたたかう |
2006年 | 災害から学校を守る |
2007年 | 災害から学校を守る |
2008年 | 災害のリスクを減らして、病院の安全を守る |
2009年 | 災害のリスクを減らして、病院の安全を守る-退きますか?守りますか?人々の命を救います |