国民宿舎鵜の岬
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国民宿舎 鵜の岬 | |
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ホテル概要 | |
正式名称 | 茨城県立国民宿舎「鵜の岬」[1] |
設計 | 阿久井喜孝他[2](現在の宿舎は内井昭蔵建築設計事務所[3]) |
運営 | (公財)茨城県開発公社[4] |
所有者 | 茨城県 |
階数 | 1階 - 8階 |
部屋数 | 58室 |
延床面積 | 10,458 m² |
開業 | 1971年5月1日[5] |
最寄駅 | 常磐線 十王駅 |
最寄IC | 常磐自動車道 日立北IC |
所在地 |
〒319-1393 茨城県日立市十王町伊師640 |
位置 | 北緯36度39分47.5秒 東経140度42分53.9秒 / 北緯36.663194度 東経140.714972度座標: 北緯36度39分47.5秒 東経140度42分53.9秒 / 北緯36.663194度 東経140.714972度 |
国民宿舎 鵜の岬(こくみんしゅくしゃ うのみさき)は、茨城県日立市十王町伊師にある国民宿舎(宿泊施設)である。
1988年(昭和63年)に、近隣で温泉が湧出したことをきっかけに、稼働率が高まり[6]、1989年(平成元年)以来、連続して日本一宿泊利用率の高い国民宿舎になっている[7]。2009年(平成21年)度の年間宿泊利用率は93.5%に達する[7]。
施設概要
[編集]「国民宿舎 鵜の岬」は、1971年(昭和46年)5月1日に開業した[5]。茨城県が設置し、財団法人茨城県開発公社が運営する宿泊施設で、施設近辺には伊師浜海岸や、日帰り入浴施設の鵜来来の湯十王等がある。「鵜の岬」の名称の通り、周辺ではウミウがよく獲れ、長良川鵜飼の鵜などとして利用されている[5]。施設からは、太平洋が見わたせ、全室「オーシャンビュー」で楽しめる。眺望の良さだけでなく、サービス面でも評価されている[8]。客室は58室、204人を収容する[7]。
茨城県は2021年12月から新たに施設命名権の募集を行う施設を発表し、国民宿舎鵜の岬も施設命名権の募集の対象となった[9]。
館内施設
[編集]1997年(平成9年)4月29日に8階建ての新館が開館した[8]。
階 | 概要 |
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8F | 展望風呂(温泉)、眺望ロビー |
7F | 客室(洋室) |
6F | 客室(和室)、談話コーナー |
5F | 客室(和室) |
4F | 客室(和室)、談話コーナー |
3F | 客室(洋室) |
2F | フロント、ロビー、レストラン、売店、喫茶店、スナック |
1F | 宴会場(大広間、小広間)、会議室 |
- 鉄筋コンクリート造 - 8階建て
- 収容定員 - 204名
泉質等
[編集]交通アクセス
[編集]東京から自動車(高速道路利用)でおよそ二時間、上野駅から鉄道(常磐線特急列車利用)で二時間の場所にある。
鉄道
[編集]高速バス
[編集]- JRバス関東・日立電鉄交通サービス(東京駅 - 日立駅・国民宿舎鵜の岬)
- 東京駅八重洲南口から、直通の高速バスが毎日2往復運行されている。
自動車
[編集]- 常磐自動車道
- 日立北インターチェンジより8分。
脚注
[編集]- ^ 茨城県立国民宿舎「鵜の岬」及び茨城県立カントリープラザ「鵜の岬」の設置及び管理に関する条例
- ^ 新建築 1971, p. 227.
- ^ 建築画報 2002.
- ^ 茨城県指定管理者及び指定管理施設一覧
- ^ a b c 「海水浴場のカルテ ⑦ 伊師浜・小貝浜 環境絶好の穴場」読売新聞1971年7月29日付朝刊、茨城讀賣12ページ
- ^ "公営の宿モテモテ 国民休暇村と国民宿舎、「安さ」で客足伸びる"朝日新聞1994年2月19日付夕刊、2社、14ページ
- ^ a b c 河野 2012, p. 106.
- ^ a b 「鵜の岬 宿泊利用率8年連続日本一 2位にも14ポイントの大差」読売新聞1997年5月28日付朝刊、茨城讀賣 県東 12版、29ページ
- ^ “競輪場、鵜の岬に命名権 茨城県有43施設、対象拡大”. 茨城新聞 (2021年12月3日). 2021年12月5日閲覧。
参考文献
[編集]- 河野浩一 著「いばらきなんでもナンバーワン」、石塚眞 編『茨城県謎解き散歩』新人物文庫、2012年1月11日、105-107頁。ISBN 978-4-404-04128-9。
- 「国民宿舎鵜の岬〔設計・阿久井喜孝他〕」『新建築』第46巻第9号、新建築社、1971年、227-232頁。