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アメリカ合衆国国務副長官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国務副長官から転送)
カート・キャンベル国務副長官

アメリカ合衆国国務副長官(あめりかがっしゅうこくこくむふくちょうかん、United States Deputy Secretary of State)は、アメリカ合衆国において、国務省の長たる国務長官を補佐する最高位の役職である。国務長官が辞任もしくは死去により不在となった場合には、大統領および上院によって後任が任命を受けるまでの間、国務長官の職務を代行する。

歴史

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国務副長官の役職は、1972年7月13日に可決した外交授権法 (Pub.L. 92–352; 86 Stat. 490) により創設された。それまでは、国務省第2位の地位は国務次官であったが、外交授権法制定により国務副長官へと置き換えられた。

2009年からは、「米国の優先事項を効果的かつ安全に実施するために必要な資源を確保できるようにする」との目的で国務副長官(管理・資源担当)が運用され[1]、国務副長官が2人体制となった。この結果、戦略的な計画立案・予算作成の一貫性と効率性が高まり、説明責任が強化された[2]

歴代国務副長官

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歴代国務副長官の一覧[3]
氏名 任命 在任期間 備考
着任 退任
1 ジョン・ニコル・アーウィン ジョン・ニコル・アーウィン (備考参照) 1972年7月13日 1973年2月1日 [# 1]
2 ケネス・ラッシュ ケネス・ラッシュ 1973年2月2日 1973年2月2日 1974年5月29日
3 ロバート・スティーヴン・インガーソル ロバート・スティーヴン・インガーソル 1974年6月30日 1974年7月10日 1976年3月31日
4 チャールズ・ウェズリー・ロビンソン チャールズ・ウェズリー・ロビンソン 1976年4月7日 1976年4月9日 1977年1月20日
5 ウォーレン・クリストファー ウォーレン・クリストファー 1977年2月25日 1977年2月26日 1981年1月16日
6 ウィリアム・パトリック・クラーク ウィリアム・パトリック・クラーク 1981年3月25日 1981年3月25日 1982年2月9日
7 ウォルター・ジョン・ストーセル ウォルター・ジョン・ストーセル 1982年2月10日 1982年2月11日 1982年9月22日
8 ケネス・ダム ケネス・ダム 1982年9月23日 1982年9月23日 1985年6月15日
9 ジョン・カニンガム・ホワイトヘッド ジョン・カニンガム・ホワイトヘッド 1985年7月8日 1985年7月9日 1989年1月20日
10 ローレンス・イーグルバーガー ローレンス・イーグルバーガー 1989年3月17日 1989年3月20日 1992年8月23日
11 クリフトン・レジナルド・ウォートン クリフトン・レジナルド・ウォートン 1993年1月27日 1993年1月27日 1993年11月8日
12 ストローブ・タルボット ストローブ・タルボット 1994年2月22日 1994年2月23日 2001年1月19日
13 リチャード・アーミテージ リチャード・アーミテージ 2001年3月23日 2001年3月26日 2005年2月23日
14 ロバート・ゼーリック ロバート・ゼーリック 2005年2月22日 2005年2月23日 2006年7月7日
15 ジョン・ネグロポンテ ジョン・ネグロポンテ 2007年2月13日 2007年2月17日 2009年1月19日
16 ジェイムズ・スタインバーグ ジェイムズ・スタインバーグ 2009年1月20日 2009年1月28日 2011年7月27日
17 ウィリアム・ジョセフ・バーンズ ウィリアム・ジョセフ・バーンズ 2011年7月20日 2011年7月28日 2014年11月3日
18 トニー・ブリンケン アントニー・ブリンケン 2014年12月16日 2015年1月9日 2017年1月20日
- トーマス・A・シャノン・ジュニア トーマス・A・シャノン・ジュニア英語版 2017年2月1日 2017年5月24日
19 ジョン・サリバン ジョン・J・サリバン 2017年5月24日 2019年12月20日
20 スティーブン・ビーガン スティーブン・ビーガン 2019年12月21日 2021年1月20日
21 ウェンディ・ルース・シャーマン ウェンディ・ルース・シャーマン 2021年4月14日 2023年7月28日
- ビクトリア・ヌーランド ビクトリア・ヌーランド 2023年7月29日 2024年2月12日
22 カート・キャンベル カート・キャンベル 2024年2月12日

脚注

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注釈

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  1. ^ 国務副長官としての任命は受けていない。1972年外交授権法により国務次官から国務副長官に再指名を受ける。

出典

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外部リンク

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