四川省 (ゲーム)
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四川省(しせんしょう)とはパズルゲームの一種で、8列×17列に並べられた麻雀牌を一定のルールに従って取り除いていくものである。二角取り(にかくどり)ともいう。
1989年にアーケードゲーム基板として、タムテックスが開発しアイレムが発売したものが最初とされる。現在はアーケード版や、家庭用ゲーム機用のものが複数存在する他、インターネットで公開されているものも多い。
ルール
[編集]まず縦8列×横17列に、牌を不規則(ランダム)に並べる。並べる牌は、数牌と字牌のみを使う場合と、花牌も使用する場合がある。
2つずつ牌を取り除く。牌を取り除けるのは以下の条件のときである。
- 同種の2つの牌が隣接しているとき
- 同種の2つの牌を他の牌のない場所(牌の外側でも可)を通る水平または鉛直の直線で結ぶ際、その線が曲がる回数が2回以内のとき(すなわち、3本以内の水平線または鉛直線の組み合わせで2つの牌同士を結べるとき)
これを繰り返して牌を取り除いていく。すべての牌を取り除くと終了(クリア)となる。牌の並べ方によっては、途中で取り除ける牌が無くなってクリアできず手詰まりとなる。通常、手詰まりの場合はその時点で終了となる。が、家庭用ゲーム機用などでは、消せるような配置へと牌の位置を入れ替える「シャッフル機能」を搭載したものもある。
また、麻雀牌の代わりに、独自の絵柄が入った駒を取り除いていく様式のゲームもある。
派生ゲーム
[編集]牌の取り方が一緒だが、牌の並べ方が異なったり、スペースを入れて配置されるゲームもあり、万里の長城などと呼ばれている。