四季 (ルネッサンスのアルバム)
『四季』 | ||||
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ルネッサンス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1977年11月 - 1978年1月 ロンドン アドヴィジョン・スタジオ、C.T.S.スタジオ、トライデント・スタジオ[1] | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード サイアー・レコード | |||
プロデュース | デヴィッド・ヘンツェル | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ルネッサンス アルバム 年表 | ||||
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『四季』(しき、原題:A Song for All Seasons)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ルネッサンスが1978年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。アニー・ハズラム加入後としては6作目に当たる。
背景
[編集]ハズラム初のソロ・アルバム『不思議の国のアニー』(1977年)を挟んで制作され、収録曲「北の輝き」は、同アルバムをプロデュースしたロイ・ウッド(ハズラムの婚約者でもあった)と離れてツアーを行う際の寂しい心境について歌われた[4]。本作でプロデューサーに起用されたデヴィッド・ヘンツェルは、エルトン・ジョン・バンドのキーボーディストを務めた後、1976年よりジェネシスのアルバムを多数手がけてきた[5]。ルネッサンスのアルバムとしては、『シェエラザード夜話』(1975年)以来3年ぶりにヒプノシスがジャケット・デザインに起用された[6]。
反響・評価
[編集]アメリカでは1978年6月3日付のBillboard 200で最高58位を記録し、結果的にはバンドにとって最後の全米トップ100アルバムとなった[3]。また、母国イギリスでは「北の輝き」が全英シングルチャートで10位を記録するヒットとなり[7]、本作もバンド初の全英アルバムチャート入りを果たして、8週トップ100入りし最高35位を記録した[2]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「"Northern Lights"、"Back Home Once Again"、それにアコースティック・ギター主導の"Closer Than Yesterday"に代表されるポップな曲が、バンドをほぼ全く新しい段階に引き上げている」と評している[8]。
リイシュー
[編集]2019年に3枚組CDとして発売されたリマスター+エクスパンデッド・エディション盤は、ディスク1に「北の輝き」の別ヴァージョン2種類および1978年8月19日のBBCにおけるスタジオ・ライヴ3曲がボーナス・トラックとして追加され、ディスク2とディスク2には1978年12月4日のフィラデルフィア公演におけるライヴ録音が収録された[9]。なお、1978年のフィラデルフィア公演の模様は、2008年発売の6曲入りCD『Dreams & Omens』にも収録されているが[10]、2019年盤のボーナス・ディスクには、完全未発表だった「Opening Out」、「A Song for All Seasons」、「Touching Once Is So Hard to Keep」、「Ashes Are Burning」のライヴ音源も追加されている[9]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はマイケル・ダンフォードとジョン・キャンプの共作。
- めざめ "Opening Out" – 4:15
- ドリーマー号の出航 "Day of the Dreamer" – 9:43
- クローサー・ザン・イエスタデイ "Closer Than Yesterday" – 3:19
- 最後の思いやり "Kindness (At the End)" (Jon Camp) – 4:48
- バック・ホーム・ワンス・アゲイン "Back Home Once Again" – 3:16
- 愛の精 "She Is Love" (Michael Dunford, Betty Thatcher) – 4:13
- 北の輝き "Northern Lights" (M. Dunford, B. Thatcher) – 4:07
- ソング・フォー・オール・シーズンズ "A Song for All Seasons" (M. Dunford, B. Thatcher, J. Camp, John Tout, Terence Sullivan) – 10:55
2019年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- "Northern Lights (Promotional Single Edit)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:32
- "Day of the Dreamer (BBC Session 19th August 1978)" - 9:53
- "Midas Man (BBC Session 19th August 1978)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:51
- "The Vultures Fly High (BBC Session 19th August 1978)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 2:53
- "Northern Lights ("Top of the Pops" Version)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:24
2019年リマスターCDディスク2
[編集]- "Can You Hear Me" (M. Dunford, J. Camp, B. Thatcher,) - 14:54
- "Carpet of the Sun" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:55
- "Things I Don't Understand" (M. Dunford, Jim McCarty) - 9:47
- "Opening Out" - 4:21
- "Day of the Dreamer" - 10:23
- "Midas Man" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:20
2019年リマスターCDディスク3
[編集]- "Northern Lights" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:33
- "A Song for All Seasons" (M. Dunford, B. Thatcher, J. Camp, John Tout, Terence Sullivan) - 11:02
- "Touching Once Is So Hard to Keep" - 12:27
- "Ashes Are Burning" (M. Dunford, B. Thatcher) - 27:28
参加ミュージシャン
[編集]- アニー・ハズラム - ボーカル
- マイケル・ダンフォード - アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター
- ジョン・タウト - キーボード
- ジョン・キャンプ - ボーカル(on #4, #6)、エレクトリックベース、ベース・ペダル、エレクトリック・ギター
- テレンス・サリヴァン - ドラムス、パーカッション
アディショナル・ミュージシャン
- ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
- ルイス・クラーク - オーケストラ・アレンジ
- ハリー・ラビノヴィッツ - オーケストラ・アレンジ(on #6)
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b RENAISSANCE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
- ^ a b “Renaissance Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月22日閲覧。
- ^ Wiser, Carl (2012年9月20日). “Annie Haslam of Renaissance: Songwriter Interviews”. Songfacts. 2022年5月22日閲覧。
- ^ David Hentschel | Credits | AllMusic
- ^ “Renaissance”. hipgnosiscovers.com. 2022年5月22日閲覧。
- ^ RENAISSANCE | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ Eder, Bruce. “A Song for All Seasons - Renaissance”. AllMusic. 2022年5月22日閲覧。
- ^ a b “ルネッサンス『A Song for All Seasons』3CDリマスター+エクスパンデッド・エディション発売”. amass.jp (2019年3月11日). 2022年5月22日閲覧。
- ^ Renaissance - Dreams & Omens (2008, CD) - Discogs