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四季 (ルネッサンスのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『四季』
ルネッサンススタジオ・アルバム
リリース
録音 1977年11月 - 1978年1月 ロンドン アドヴィジョン・スタジオ、C.T.S.スタジオ、トライデント・スタジオ英語版[1]
ジャンル プログレッシブ・ロックシンフォニック・ロック
時間
レーベル イギリスの旗ワーナー・ブラザース・レコード
アメリカ合衆国の旗サイアー・レコード
プロデュース デヴィッド・ヘンツェル
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 35位(イギリス[2]
  • 58位(アメリカ[3]
  • ルネッサンス アルバム 年表
    お伽噺
    (1977年)
    四季
    (1978年)
    碧の幻想
    (1979年)
    テンプレートを表示

    四季』(しき、原題:A Song for All Seasons)は、イギリスプログレッシブ・ロックバンドルネッサンス1978年に発表した8作目のスタジオ・アルバムアニー・ハズラム加入後としては6作目に当たる。

    背景

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    ハズラム初のソロ・アルバム『不思議の国のアニー』(1977年)を挟んで制作され、収録曲「北の輝き」は、同アルバムをプロデュースしたロイ・ウッド(ハズラムの婚約者でもあった)と離れてツアーを行う際の寂しい心境について歌われた[4]。本作でプロデューサーに起用されたデヴィッド・ヘンツェルは、エルトン・ジョン・バンドのキーボーディストを務めた後、1976年よりジェネシスのアルバムを多数手がけてきた[5]。ルネッサンスのアルバムとしては、『シェエラザード夜話』(1975年)以来3年ぶりにヒプノシスがジャケット・デザインに起用された[6]

    反響・評価

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    アメリカでは1978年6月3日付のBillboard 200で最高58位を記録し、結果的にはバンドにとって最後の全米トップ100アルバムとなった[3]。また、母国イギリスでは「北の輝き」が全英シングルチャートで10位を記録するヒットとなり[7]、本作もバンド初の全英アルバムチャート入りを果たして、8週トップ100入りし最高35位を記録した[2]

    Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「"Northern Lights"、"Back Home Once Again"、それにアコースティック・ギター主導の"Closer Than Yesterday"に代表されるポップな曲が、バンドをほぼ全く新しい段階に引き上げている」と評している[8]

    リイシュー

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    2019年に3枚組CDとして発売されたリマスター+エクスパンデッド・エディション盤は、ディスク1に「北の輝き」の別ヴァージョン2種類および1978年8月19日のBBCにおけるスタジオ・ライヴ3曲がボーナス・トラックとして追加され、ディスク2とディスク2には1978年12月4日のフィラデルフィア公演におけるライヴ録音が収録された[9]。なお、1978年のフィラデルフィア公演の模様は、2008年発売の6曲入りCD『Dreams & Omens』にも収録されているが[10]、2019年盤のボーナス・ディスクには、完全未発表だった「Opening Out」、「A Song for All Seasons」、「Touching Once Is So Hard to Keep」、「Ashes Are Burning」のライヴ音源も追加されている[9]

    収録曲

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    特記なき楽曲はマイケル・ダンフォードとジョン・キャンプの共作。

    1. めざめ "Opening Out" – 4:15
    2. ドリーマー号の出航 "Day of the Dreamer" – 9:43
    3. クローサー・ザン・イエスタデイ "Closer Than Yesterday" – 3:19
    4. 最後の思いやり "Kindness (At the End)" (Jon Camp) – 4:48
    5. バック・ホーム・ワンス・アゲイン "Back Home Once Again" – 3:16
    6. 愛の精 "She Is Love" (Michael Dunford, Betty Thatcher) – 4:13
    7. 北の輝き "Northern Lights" (M. Dunford, B. Thatcher) – 4:07
    8. ソング・フォー・オール・シーズンズ "A Song for All Seasons" (M. Dunford, B. Thatcher, J. Camp, John Tout, Terence Sullivan) – 10:55

    2019年リマスターCDボーナス・トラック

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    1. "Northern Lights (Promotional Single Edit)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:32
    2. "Day of the Dreamer (BBC Session 19th August 1978)" - 9:53
    3. "Midas Man (BBC Session 19th August 1978)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:51
    4. "The Vultures Fly High (BBC Session 19th August 1978)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 2:53
    5. "Northern Lights ("Top of the Pops" Version)" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:24

    2019年リマスターCDディスク2

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    1. "Can You Hear Me" (M. Dunford, J. Camp, B. Thatcher,) - 14:54
    2. "Carpet of the Sun" (M. Dunford, B. Thatcher) - 3:55
    3. "Things I Don't Understand" (M. Dunford, Jim McCarty) - 9:47
    4. "Opening Out" - 4:21
    5. "Day of the Dreamer" - 10:23
    6. "Midas Man" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:20

    2019年リマスターCDディスク3

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    1. "Northern Lights" (M. Dunford, B. Thatcher) - 4:33
    2. "A Song for All Seasons" (M. Dunford, B. Thatcher, J. Camp, John Tout, Terence Sullivan) - 11:02
    3. "Touching Once Is So Hard to Keep" - 12:27
    4. "Ashes Are Burning" (M. Dunford, B. Thatcher) - 27:28

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注

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    1. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b RENAISSANCE | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    3. ^ a b Renaissance Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月22日閲覧。
    4. ^ Wiser, Carl (2012年9月20日). “Annie Haslam of Renaissance: Songwriter Interviews”. Songfacts. 2022年5月22日閲覧。
    5. ^ David Hentschel | Credits | AllMusic
    6. ^ Renaissance”. hipgnosiscovers.com. 2022年5月22日閲覧。
    7. ^ RENAISSANCE | full Official Chart History | Official Charts Company
    8. ^ Eder, Bruce. “A Song for All Seasons - Renaissance”. AllMusic. 2022年5月22日閲覧。
    9. ^ a b ルネッサンス『A Song for All Seasons』3CDリマスター+エクスパンデッド・エディション発売”. amass.jp (2019年3月11日). 2022年5月22日閲覧。
    10. ^ Renaissance - Dreams & Omens (2008, CD) - Discogs