囚われ者
表示
『囚われ者』 | ||||
---|---|---|---|---|
セルジュ・ゲンスブール の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1987年8月17日-8月30日 ニュージャージー デンジャラス・ミュージック(バッキング・トラック)[1] 1987年9月 パリ スタジオ・デジタル・サーヴィス(ボーカル)[1] | |||
ジャンル | フレンチ・ポップス、シンセポップ、ファンク、ヒップホップ | |||
時間 | ||||
レーベル | フィリップス・レコード | |||
プロデュース | Billy Rush、Philippe Lerichomme | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
セルジュ・ゲンスブール アルバム 年表 | ||||
|
『囚われ者』(原題:You're Under Arrest)は、セルジュ・ゲンスブールが1987年に発表したアルバム。ゲンスブールの生前に発表された最後のスタジオ・アルバムとなった。
解説
[編集]前スタジオ・アルバム『ラヴ・オン・ザ・ビート』(1984年)に続いて、バッキング・トラックはアメリカで録音された。本作はコンセプト・アルバムであり、主人公の男と、サマンサというジャンキーの黒人少女を中心とした物語となっている。「おれの外人部隊」は、マリー・デュバやエディット・ピアフの歌唱で知られる楽曲のカヴァー。本作からのシングルは、「ユア・アンダー・アレスト」が全仏47位[2]、「幸せな子供たちへ」が全仏35位に達した[3]。
本作発表に伴うツアーのうち、1988年3月のパリ公演の模様は、1989年にライヴ・アルバム『ゼニット・ライヴ』として発表された。また、1988年5月には、ゲンスブールにとって最初で最後の日本公演も行われた[4]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はセルジュ・ゲンスブール作詞・作曲。
- ユア・アンダー・アレスト - "You're Under Arrest" - 4:12
- 哀れな五人の女たち - "Five Easy Pisseuses" - 3:28
- 悲しみのサマンサ - "Baille Baille Samantha - 3:24
- サック・ベイビー・サック - "Suck Baby Suck" - 3:45
- グルーミー・サンデー - "Gloomy Sunday" (Jávor László, Seress Rezső, Jean Marèze, François-Eugène Gonda) - 3:44
- 幸せな子供たちへ - "Aux enfants de la chance" - 4:06
- ショットガン - "Shotgun" - 4:00
- 安全なグラス - "Glass Securit" - 3:38
- ディスパッチ・ボックス - "Dispatch Box" - 2:53
- おれの外人部隊 - "Mon légionnaire" (Raymond Asso, Marguerite Monnot) - 5:34
参加ミュージシャン
[編集]- セルジュ・ゲンスブール - ボーカル
- ビリー・ラッシュ - ギター
- ギャリー・ジョルジェット - キーボード
- ジョン・K. - ベース
- トニー・"サンダー"・スミス - ドラムス
- スタン・ハリスン - サックス
- ブレンダ・ホワイト・キング - バッキング・ボーカル
- カーティス・キング・ジュニア - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ a b Serge Gainsbourg - You're Under Arrest (CD, Album) at Discogs
- ^ lescharts.com - Serge Gainsbourg - You're Under Arrest
- ^ lescharts.com - Serge Gainsbourg - Aux enfants de la chance
- ^ 日本盤CD(UICY-3152)ライナーノーツ(会田裕之、2001年6月)