コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

商店街な人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
商店街な人 Shotengai na Hito
監督 高橋和勧
脚本 高橋和勧
製作 高橋和勧 (プロデューサー)
出演者 今野晴也 田中たぬ紀 かわいのどか
音楽 吉田理恵
主題歌 吉田理恵「ココニイル」
撮影 玉田亮・池田匠
製作会社 NPO法人ワップフィルム
配給 NPO法人ワップフィルム
公開 日本の旗 日本2011年4月9日
上映時間 60分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
次作 未来シャッター
テンプレートを表示

商店街な人』(しょうてんがいなひと、英語: Shotengai na Hito - Following the Innovator for Shotengai)は、2011年4月9日に公開された日本の地域映画

概要

[編集]

東京都大田区蒲田地区を主な舞台とする[1]。総製作費は50万円[2]。区民や地元企業が制作に参画することで、その共同作業を通じた地域活性化を目的とした「リージョンフィルム」であると紹介されている[1]

2012年松本商店街映画祭、特別招待作品[3]

あらすじ

[編集]

元商社マンと蒲田出身の彼女が主人公。大田区が募集したシティープロモーションのメンバーとなった二人が商店街、町工場のあり方、そして京急電鉄羽田空港を散策し地域の魅力をどう外国人にアピールしていくのか、まちの未来を探求してゆくという物語。

キャスト

[編集]
  • 神島 実(主人公):今野晴也
  • 秋山 咲(主人公の恋人、新聞記者新人):田中たぬ紀
  • 飯島 彰 :中島文博
  • 東郷 正次(新聞社整理部長):高橋和勧
  • 日野 五郎(まちづくり松山社長) :牧徹
  • 秋山 恵子 (咲の母親):かわいのどか
  • 加藤 啓子(咲の同僚):福元沙希
  • 宮田 武 (株式会社クマクラ従業員):翔 (歌手)
  • 矢野 勝(株式会社クマクラ従業員) :波李
  • 矢部 湯吉(株式会社クマクラ従業員):松島好希
  • 高橋 幸美 :松川リン
  • 松島 信夫 :リーゼント山崎
  • デビット :ニイノ・キアット
  • 京急電鉄職員 :真砂豪
  • だるまのマスター :嵐ヨシユキ
  • だるまの女将 :相川美羽
  • 串あげたむろのマスター :江連健司
  • 長谷川 雷蔵 :天蝶二
  • 市川 林太郎 :コッセこういち
  • 枠旗 正 :平井祐一
  • 大森 竜二 :北川忠明
  • 泉 正敏 :熊倉賢一(特別出演)
  • 整理部社員役:根本典枝(特別出演)
  • 株式会社クマクラ正社員:鈴木信男(特別出演)
  • 商店街会長:谷口正樹(特別出演)
  • 株式会社ハッピーリス代表取締役:吉田理恵(特別出演)
  • 株式会社ナイトペイジャー代表取締役:横田信一郎(特別出演)
  • YYポート横須賀 店長:横尾美香 (特別出演)
  • 京急電鉄株式会社本職員:石渡ゆう子(特別出演)

製作

[編集]

2010年エアポート快特京急蒲田駅を通過する計画が明らかになったことが発端である[4]高橋和勧はこの計画に対する地元の反対運動に接して、地域課題を映画制作により克服することを着想し、本作を企画した[4][5]。大田区地域力応援基金助成事業の認定を受け、区内のロケも無償でおこなわれた[1][6]

同じスタッフによる『未来シャッター』も本作と同様の手法により制作されている[2]

ロケ地

[編集]

公開

[編集]

日本国内の300か所以上で上映された[2]。鑑賞後は参加者が自身に関わる地域課題の意見交換をおこなうセッションを開く、特異な上映形態を取っている[2]

銭湯や町工場、寺の堂宇や市議会の議場などでの上映もおこなわれた[9][10][11][12]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c “地域活性映画「商店街な人」-国際化控える羽田空港ロビーで撮影”. 東京ベイ経済新聞. (2010年10月18日). https://tokyobay.keizai.biz/headline/662/ 2018年10月8日閲覧。 
  2. ^ a b c d “ワップフィルム、地域参加型映画製作第2弾”. SankeiBiz. (2015年1月15日). https://web.archive.org/web/20180130013737/http://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/150112/bsl1501120500003-s.htm 2018年10月8日閲覧。 
  3. ^ 公益財団法人あしたの日本を創る協会「我が街」の未来を語る上映セッション―地域映画が生み出す地域変革の連鎖―、振興奨励賞 - 、「あしたのまち・くらしづくり2013」
  4. ^ a b “シャッターを上げて 境界線のない社会へ”. 慶應塾生新聞. (2016年12月22日). https://www.jukushin.com/archives/27382 2018年10月8日閲覧。 
  5. ^ “関内で「映画をつくる、街をつくる」フューチャーセッション-映画「商店街な人」上映も”. ヨコハマ経済新聞. (2014年11月28日). https://www.hamakei.com/headline/9193/ 2018年10月8日閲覧。 
  6. ^ “大田区のNPO、「商店街」テーマに映画 11年公開、”. 日本経済新聞. (2010年10月14日). https://www.nikkei.com/article/DGXNZO16313590T11C10A0L83000/ 2018年10月8日閲覧。 
  7. ^ “横須賀・カレー本舗で上映イベント”. 横須賀経済新聞. (2011年10月12日). https://yokosuka.keizai.biz/headline/652/ 2018年10月8日閲覧。 
  8. ^ “松山で地域活性映画「商店街な人」上映イベント-パネルディスカッションも”. 松山経済新聞. (2012年2月18日). https://matsuyama.keizai.biz/headline/902/ 2018年10月8日閲覧。 
  9. ^ “藤沢の銭湯で地域活性映画の上映会-ロケ地域の特産品販売も”. 湘南経済新聞. (2012年3月21日). https://shonan.keizai.biz/headline/1450/ 2018年10月8日閲覧。 
  10. ^ 日蓮宗 不変山永寿院 池上てらまちシネマ
  11. ^ まほろば秦野通信 (PDF) - 秦野市役所(2017年7月11日)
  12. ^ “議員気分で映画鑑賞も 秦野市議会議場の多目的利用”. 神奈川新聞. (2017年7月18日). http://www.kanaloco.jp/article/264991 2018年10月8日閲覧。 

参考文献

[編集]
  • 『協同組合研究誌 にじ』2013年・冬号(第644号) 日本協同組合連携機構、98-106頁 ISSN 1348-6063

外部リンク

[編集]