唐仁原教久
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唐仁原 教久(とうじんばら のりひさ、1950年8月25日[1] - 2022年7月6日[2])は、日本のイラストレーター、アートディレクター。太宰治作品をはじめとする新潮文庫の装丁や[2][3]、無印良品のポスターなど幅広く手掛けた[2]。
人物・経歴
[編集]鹿児島県薩摩川内市祁答院出身[2]。祁答院町立大村中学校(現:薩摩川内市立祁答院中学校)で美術教諭だった日本画家・水墨画家の芝龍郎に絵を学ぶ[2]。鹿児島県立宮之城高等学校(現:鹿児島県立薩摩中央高等学校)、大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業[2]。
1984年デザイン事務所「Happy Birthday Company(有限会社ハッピー・バースディ・カンパニー)」設立[4]。1985年HB Gallery開廊[4]。ハッピー・バースディ・カンパニーは、イラスト・デザイン制作とギャラリー運営、グッズ販売、出版を行う会社であった。またデザイン事務所HBスタジオも主宰。1985に創設したHBギャラリーでは、イラストレーションギャラリーとして多くの展覧会を行ってきた[4]。HBスタジオを横浜市青葉区に移転し2016年10月からイラストレーション・スクール「HB塾」をスタートさせる[4]。
絵本作品
[編集]- 『南極のペンギン』高倉健著、集英社、2001年 ISBN 978-4087890075
- 『雪とパイナップル』鎌田實著、集英社、2004年 ISBN 978-4087813074
著書
[編集]- 『日曜料理倶楽部 プロのおいしい手ほどき』平凡社 1996年 ISBN 978-4582632132
- 『雨のち晴れて、山日和』山と溪谷社 2005年 のち新潮文庫 ISBN 978-4635171670
- 『濹東綺譚』を歩く』白水社、2017年 ISBN 978-4560095805
脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.485
- ^ a b c d e f 「イラストレーター唐仁原教久さん死去 71歳、太宰治作品の装丁や無印ポスター、故高倉健さんと絵本「南極のペンギン」刊行 鹿児島県薩摩川内市出身」『南日本新聞 373news.com』2022年8月10日。2022年8月11日閲覧。
- ^ 新潮文庫 [@shinchobunko] (2022年8月9日). "イラストレーターの唐仁原教久さんが逝去されました。". X(旧Twitter)より2022年8月16日閲覧。
- ^ a b c d “月刊GCJ GCJパーソンズ(182) 唐仁原 教久 イラストレーションを文化として後世に伝える”. GCのトビラ. 東京グラフィックコミュニケーションズ工業組合. 2022年8月11日閲覧。
- ^ 唐仁原多里 [@Tari_Tojimbara] (2022年8月8日). "ご報告". X(旧Twitter)より2022年8月16日閲覧。
外部リンク
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