和田啓 (生化学者)
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わだ けい 和田 啓 | |
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生誕 |
1975年2月22日(49歳) 日本 東京都 |
研究分野 | X線結晶構造解析、構造生物化学 |
研究機関 | 宮崎大学医学部 |
出身校 | 大阪府立大学 |
プロジェクト:人物伝 |
和田 啓(わだ けい、1975年2月22日[1] - )は、日本の構造生物学者。東京都出身[2]。宮崎大学医学部医学科機能制御学講座蛋白質機能学分野准教授。
経歴・人物
[編集]2003年、大阪府立大学農学生命科学応用生命化学専攻修了(博士(農学))。同年、大阪大学大学院理学研究科産学官連携研究員となる。2004年に特任研究員、2008年に助教[1][3]。結晶学者の福山恵一の研究室に所属し、研究・教育に従事する[4]。2012年からは同大蛋白質研究所共同研究員、大学院理学研究科非常勤講師を務める[1]。
2012年4月に研究責任者として独立し、宮崎大学テニュアトラック推進機構助教に着任。2015年に准教授に昇任し、2017年より同大医学部機能制御学講座准教授[1][3]。
2017年、久留米大学准教授・杉島正一らとの研究グループにより、黄疸の原因物質であるビリルビンが生成される特異なメカニズムを解明し、研究成果がネイチャー コミュニケーションズに掲載された[5][6]。
2009年に「鉄硫黄クラスター生合成マシナリーの構造生物学」研究を評価されて日本結晶学会進歩賞を[2]、2020年に「細胞の酸化ストレス制御の構造生物学」に関する研究が評価されて日本結晶学会学術賞を受賞している[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “宮崎大学医学部 蛋白質機能学分野”. 2022年9月11日閲覧。
- ^ a b “IR/TT推進機構 NewsLetter No.8”. 国立大学法人宮崎大学 IR推進機構・テニュアトラック推進機構 (2012年9月). 2022年9月11日閲覧。
- ^ a b “和田 啓 H29.4.1~テニュア職(医学部 准教授)”. 宮崎大学キャリアマネジメント推進機構 - テニュアトラック推進室. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “宮崎大学テニュアトラック推進機構医学系 物質科学分野 和田研究室”. 2022年9月11日閲覧。
- ^ “黄疸原因物質の生成解明 宮崎大、久留米大など研究グループ 新生児脳症の治療薬に道”. 西日本新聞. (2017年2月8日) 2022年9月11日閲覧。
- ^ “新生児の黄疸、原因物質の生成解明 宮大・和田啓准教授ら”. 宮崎日日新聞. (2017年2月12日) 2022年9月11日閲覧。
- ^ “医学部 和田啓准教授が日本結晶学会学術賞を受賞”. 宮崎大学 (2020年12月10日). 2022年9月11日閲覧。