和氣健二郎
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人物情報 | |
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生誕 |
1932年??月??日 日本 |
出身校 | 大阪市立大学 |
学問 | |
研究分野 | 医学・解剖学(組織学) |
研究機関 | 大阪市立大学・東京医科歯科大学 |
和氣 健二郎(わけ けんじろう、1932年〈昭和7年〉 - 2024年〈令和6年〉10月21日[1])は、日本の医学者。専門は組織学。東京医科歯科大学名誉教授。日本人として初めてヨーロッパ肝臓学会International Recognition Awardを受賞した。位階勲等は正四位瑞宝中綬章[2][3]。
経歴
[編集]1952年(昭和27年)大阪府立大手前高等学校を卒業[4]。1958年(昭和33年)大阪市立大学医学部を卒業。大阪市立大学大学院医学研究科へ進学後、第一解剖学の鈴木清教授に師事し[5]、1963年(昭和38年)に大阪市立大学で医学博士の学位を取得した[6]。
卒業後は、母校である大阪市立大学解剖学助教授を経て、1976年(昭和51年)より東京医科歯科大学医学部解剖学教授。1998年(平成10年)定年退官、東京医科歯科大学名誉教授[7]。大阪市立大学大学院医学研究科第一解剖学客員教授[8]、ミノファーゲン製薬顧問なども務めた[9]。
2012年(平成24年)春の叙勲で、瑞宝中綬章を受章した[3]。2017年(平成29年)9月29日には大阪市立大学名誉博士の称号を授与された[10]。
2024年(令和6年)10月21日、死去[1]。死没日付で、正四位に叙された[2]。
受賞・栄典
[編集]- 2012年(平成24年)4月29日 - 瑞宝中綬章[3][11]
- 2017年(平成29年) - ヨーロッパ肝臓学会International Recognition Award 同賞の受賞は、アジア、日本人、基礎研究者として初めての受賞であった。
- Erwin-Stein賞
- 日本電子顕微鏡学会賞[7]
- 2024年(令和6年)10月21日 - 正四位[2]
研究内容・業績
[編集]著書
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “本研究会顧問 和氣健二郎先生のご逝去”. 肝細胞研究会. 2024年12月14日閲覧。
- ^ a b c 『官報』第1356号7頁 令和6年11月28日
- ^ a b c “平成24年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 21 (2012年4月29日). 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月2日閲覧。
- ^ 急大前だより2018年7月大阪府立大手前高等学校同窓会金蘭会
- ^ 大阪市立大学名誉博士大阪市立大学
- ^ Cytological studies on the nuclear divisions in the wall of the testis of an Orthoptera (Acrida turrita L.) 直翅目(ショウリョウバッタ)の精巣壁に現れる核分裂に関する細胞学的研究
- ^ a b c 細胞と組織の地図帳講談社
- ^ 欧州肝臓学会(EASL)でInternational Recognition Awardを受賞大阪市立大学
- ^ 「日本の消化器病学のあゆみ展」にて和氣健二郎先生のご功績ミノファーゲン製薬
- ^ “和氣健二郎先生に名誉博士の称号を授与、医学部で記念講演が行われました”. 大阪市立大学公式ウェブサイト. 大阪市立大学 (2017年10月6日). 2024年12月14日閲覧。
- ^ 『官報』第98号6頁 平成24年5月1日