和歌木山栄一
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和歌木山 栄一(わかきやま えいいち、1915年1月17日[1] - 没年不明)は、昭和時代の大相撲力士。春日野部屋所属[1][2]。本名は島 栄一(しま えいいち)[1][2]。和歌山県和歌山市出身[1][2]。最高位は東十両3枚目[1][2]。得意技は突っ張り、右四つ[3]。
経歴
[編集]春日野部屋に入門し、1937年1月場所に本名の「島」で初土俵を踏む。翌年1月場所に序二段に昇進した際に「和歌昇」と四股名を改める。入門から3年後の1940年1月場所に十両に昇進する[1][2]が、病気のため全休、1場所で幕下に陥落した。幕下に落ちて四股名を「和歌木山」と改める。1942年5月場所に十両に復帰するが、この場所も6勝9敗と負け越し、再び幕下に陥落した。1943年5月場所に三度目の十両昇進を果たし、9勝6敗と十両で初めて勝ち越した。その後は十両の地位にあったが、1944年5月場所後に応召される。応召後は再び土俵に上がることなく1945年11月場所限りで廃業した[1][2]。
主な成績
[編集]- 通算成績:77勝46敗33休 勝率.626
- 十両成績:27勝28敗25休 勝率.491
- 現役在位:19場所
- 十両在位:8場所
- 各段優勝
- 序二段優勝:1回(1938年1月場所)
場所別成績
[編集]春場所 | 夏場所 | 秋場所 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1937年 (昭和12年) |
(前相撲) | 西序ノ口6枚目 6–1 |
x | |||
1938年 (昭和13年) |
西序二段4枚目 優勝 6–1 |
東三段目16枚目 3–4 |
x | |||
1939年 (昭和14年) |
東三段目16枚目 6–1 |
東幕下21枚目 6–2 |
x | |||
1940年 (昭和15年) |
東十両14枚目 休場[4] 0–0–15 |
西幕下8枚目 休場 0–0–8 |
x | |||
1941年 (昭和16年) |
西幕下39枚目 5–3 |
東幕下24枚目 5–3 |
x | |||
1942年 (昭和17年) |
西幕下14枚目 7–1 |
東十両14枚目 6–9 |
x | |||
1943年 (昭和18年) |
東幕下2枚目 6–2 |
東十両8枚目 9–6 |
x | |||
1944年 (昭和19年) |
西十両3枚目 8–7 |
東十両3枚目 4–6 |
西十両5枚目 休場[5] 0–0–10 |
|||
1945年 (昭和20年) |
x | 西十両 – |
西十両 引退 0–0–0 |
|||
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
[編集]- 島 栄一(しま えいいち)1937年1月場所 - 1937年5月場所
- 和歌昇 栄一(わかのぼり えいいち)1938年1月場所 - 1940年1月場所
- 和歌木山 栄一(わかきやま えいいち)1940年5月場所 - 1945年11月場所
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
- 昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 和歌木山 栄一 - 相撲レファレンス