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和歌ノ海忠次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

和歌ノ海 忠次郎(わかのうみ ちゅうじろう、1919年2月1日[1] - 没年不明)は、昭和時代の大相撲力士出羽海部屋所属[1][2]和歌山県田辺市出身[1][2]。本名は峰 忠次郎(みねただ じろう)[1][2]。身長180cm、体重92kg。最高位は東十両6枚目。得意技は左四つ、押し。

経歴

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1937年1月場所に初土俵を踏む。1943年5月場所に十両に昇進[1][2]。この場所は5勝10敗と大きく負け越し、1場所で幕下に陥落した。1945年6月場所に十両に復帰したが、3勝4敗と負け越した。翌11月場所は初日から全休、この場所限りで26歳で廃業した[1][2]。左四つの相撲が得意だったが、押し相撲でも良く、組んでも離れても巧さが光る取り口であった[3]

主な成績

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  • 通算成績:69勝52敗14休 勝率.570
  • 十両成績:8勝14敗10休 勝率.364
  • 現役在位:19場所
  • 十両在位:3場所

場所別成績

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和歌ノ海 忠次郎
春場所 夏場所 秋場所
1937年
(昭和12年)
(前相撲) (前相撲) x
1938年
(昭和13年)
西序ノ口27枚目
6–1 
東序二段18枚目
4–3 
x
1939年
(昭和14年)
西三段目39枚目
7–0 
西幕下38枚目
2–2–4 
x
1940年
(昭和15年)
東三段目2枚目
6–2 
西幕下23枚目
4–4 
x
1941年
(昭和16年)
東幕下17枚目
4–4 
東幕下12枚目
4–4 
x
1942年
(昭和17年)
西幕下11枚目
3–5 
西幕下17枚目
6–2 
x
1943年
(昭和18年)
東幕下4枚目
4–3 
西十両15枚目
5–10 
x
1944年
(昭和19年)
西幕下4枚目
4–4 
東幕下筆頭
3–3 
東幕下筆頭
4–1 
1945年
(昭和20年)
x 東十両6枚目
3–4 
西十両9枚目
引退
0–0–10
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

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  • 峯 忠次郎(みね ちゅうじろう)1937年1月場所 - 1942年1月場所
  • 和歌ノ海 忠次郎(わかのうみ ちゅうじろう)1942年5月場所 - 1945年11月場所

脚注

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  1. ^ a b c d e f 『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、181頁。
  2. ^ a b c d e 『昭和の大相撲 資料編』 313頁。
  3. ^ 相撲人名鑑(和歌ノ海 忠次郎)

参考文献

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  • 小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
  • 昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

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外部リンク

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