君の井酒造
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒944-0048 新潟県妙高市下町3-11 |
設立 | 1842年 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 清酒製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 24名(2019年3月) |
外部リンク | http://www.kiminoi.com/ |
君の井酒造株式会社(きみのいしゅぞう)は、新潟県妙高市にある1842年(天保13年)創業の酒蔵。屋号は「田中屋」「酒田中」。代々「大五郎」を襲名。銘柄は「君の井(きみのい)」。
君の井酒造の酒造りの特徴として、仕込みの半分を昔ながらの山廃仕込みで造っていることが挙げられる。今日の酒造りでは、水に純粋な乳酸を入れて酸性にし、外から雑菌が入って腐造しないようにしてから酒母造りを始める速醸仕込みが主流を占めるのに対し、自然界の乳酸菌で時間をかけて発酵させていくやり方である。
使用する米は2018年(平成30年)兵庫県産の「山田錦」から地元新潟県産の「越淡麗」に切り替えた[1]。また君の井酒造では、昔から料理との相性も考えた酒造りを続けてきた。その証拠に君の井山廃純米が、2020年(令和2年)フランスの日本酒コンクール「Kura Master」の純米酒部門でプラチナ賞に輝いたのを皮切りに、2022年(令和4年)も同部門の金賞に輝いている[2]。
主な銘柄
[編集]- 君の井
- 2014年に北関東信越の酒類鑑評会で最優秀賞を受賞[3]。
- 君の井山廃純米
- 2019年度の全米日本酒歓評会・純米部門で金賞を受賞[4]。
- 君の井アルコール70
- 新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)の影響による消毒用エタノール不足解消のための代替品として、日本酒原料に使われている原料用アルコール(95度エタノール)を水で希釈し、70度にしたもの。主に上越市と妙高市の医療施設、介護施設向けに発売された[5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『にいがた酒紀行 上巻』新潟日報社、2022年5月10日、59頁。ISBN 9784861328015。
- ^ “【速報】「Kura Master 2022」のプラチナ賞と金賞が発表されました!─フランス人によるフランス人のための日本酒コンクール”. SAKETIMES. (2022年6月6日)
- ^ “最優秀賞は新潟「君の井」/北関東信越の酒類鑑評会”. 四国新聞. (2014年11月5日) 2022年8月29日閲覧。
- ^ “君の井酒造が金賞 全米日本酒歓評会純米部門”. 上越タイムス (2019年6月25日). 2022年8月29日閲覧。
- ^ “新潟県妙高市の君の井酒造株式会社が消毒用アルコールの出荷を開始”. にいがた経済新聞 (2020年5月23日). 2022年8月29日閲覧。
参考文献
[編集]- 『にいがた酒紀行 上』新潟日報社、2022年5月、56-59頁。ISBN 9784861328015。全国書誌番号:23728507。