向氏辺土名殿内
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辺土名殿内 | |
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本姓 | 向氏 |
家祖 | 玉城親方朝智 |
種別 | 琉球士族(首里士族) |
出身地 | 琉球王国・首里 |
主な根拠地 | 琉球王国・首里 |
著名な人物 | 玉城親方朝薫、奥平親雲上朝喜 |
支流、分家 | 向氏石原殿内、向氏野国殿内、向氏名嘉原殿内、向氏小橋川殿内 |
凡例 / Category:日本の氏族 |
向氏 辺土名殿内(しょううじ へんとなどぅんち)は、具志川御殿支流6世、向洪基・玉城親方朝智を系祖とする琉球王国の士族(首里士族)。王国末期に国頭間切(現・国頭村)辺土名村の脇地頭を務めた。
概要
[編集]10世・朝薫は組踊の祖で劇聖と讃えられる芸術家。1718年、冊封使が来琉した時、踊奉行を務めた。その次男・朝喜も踊奉行を務める。朝喜の代から総地頭家から脇地頭家へ降格、王国末期に辺土名村の脇地頭職を務めたので、辺土名が家名となった。
系譜
[編集]- 6世・玉城親方朝智
- 7世・玉城親雲上朝了(朝智次男)
- 7世・玉城親方朝弥(朝智三男)
- 8世・玉城親方朝恩
- 9世・玉城里之子朝致
- 10世・玉城親方朝薫
- 11世・玉城親雲上朝嘉(朝薫長男)
- 11世・奥平親雲上朝喜(朝薫三男)
- 12世・奥平親雲上朝義(十一世朝嘉次男。叔父朝喜の養子となり、その後家督を継ぐ)
- 13世・奥平朝栄(早世)
- 14世・奥平親方朝昌(実父は分家筋の向氏恩河親方朝村。十一世朝嘉の四女・思乙の婿養子となり家督を継ぐ)
- 15世・熱田親雲上朝長(実父は向氏伊志嶺親方朝昌。朝昌三女の真牛の婿養子となり家督を継ぐ)
- 16世・朝矩(朝昇)(朝長次男)
- 17世・朝明(朝蕃)
- 18世・朝昭
参考文献
[編集]- 沖縄県氏姓家系大辞典 編纂委員会『沖縄県氏姓家系大辞典』角川書店、1992年(平成4年)。ISBN 978-4040024707。
- 宮里朝光(監修)、那覇出版社(編集)『沖縄門中大事典』那覇出版社、1998年(平成10年)。ISBN 978-4890951017。
- 比嘉朝進『士族門中家譜』球陽出版、2005年(平成17年)。ISBN 978-4990245702。