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名越由貴夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
名越 由貴夫
別名 名越ゆきお、名越ユキオ
生誕 (1965-01-10) 1965年1月10日(59歳)
出身地 日本の旗 日本岡山県
職業
担当楽器 ギター
共同作業者

名越 由貴夫(なごし ゆきお、1965年1月10日 - )は、岡山県出身のギタリスト作曲家編曲家音楽プロデューサースタジオ・ミュージシャン[1]。妻は歌手の桃乃未琴(旧姓・現在の芸名は平岡恵子、戸籍名は名越恵子)。

人物

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コーパス・グラインダーズ、ash-rayギタリスト。YEN TOWN BANDのオリジナルメンバーで[2]Lily Chou-Chouにも参加するなど、その2つのバンドを率いる小林武史の作品に欠かせないギタリスト[3]CHARAとの関わりが深く、彼女の1994年の日本武道館ライブ参加以降[4]、代表曲の一つ「タイムマシーン」を盟友・吉村秀樹を含めた3人で作曲[5]。スタジオ・ミュージシャンとしてこれまでに桃乃未琴UA椎名林檎SalyuHitomiトモフスキー中村一義GREAT3加藤いづみ本木雅弘三代目魚武濱田成夫フジファブリック松浦亜弥Superfly長渕剛などの楽曲制作(作曲・編曲・プロデュース)、レコーディングに参加、ライブで彼らのバックバンドを務める。

演奏スタイル

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ベースレスのトリプルギターという特異な編成だったコーパス・グラインダーズではオクターバーワーミーペダルを使いギターの音域をオクターブ下げるベースのような役割であったため、特徴的なオブリガート、効果的なエフェクトを使用した繊細なフレーズを得意とするテクニックはCHARA、UASalyuなど音数の少ない儚げな女性歌手のサポートワークで生かされている[5]

略歴

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1989年、zero、吉村秀樹(bloodthirsty butchers)、大地大介(BEYONDSfOUL)らとともにトリプルギター+ドラムという変則編成のノイズロックバンドコーパス・グラインダーズを結成、1996年にキングレコードよりメジャー・デビュー[1]。当時のUSインディー・ロックシーンとリンクしたサウンドで支持を集め、UnsaneBeckMudhoneyRocket From The Cryptなど海外アーティストからも絶賛を受けたが、公式アナウンスのないまま1999年、長い活動休止期間に突入[6]

1996年、CHARA小林武史とともにオリジナル・メンバーとしてYEN TOWN BAND参加[2]

1999年、あらきゆうこドラム)、清水ひろたかボーカルギター)とともに実験的ロックバンド、ash-rayを結成。

2010年、活動再開したLily Chou-Chouに正式メンバーとして参加。

2013年、活動休止していたコーパス・グラインダーズが急逝した吉村秀樹を除く3人で復活[6]

2014年、加山雄三率いるスペシャルバンド、THE King ALL STARSに参加。

2015年、活動休止していたYEN TOWN BANDが12年ぶりに復活[7]

2019年、宮本浩次ソロプロジェクトに参加。

ディスコグラフィ

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COPASS GRINDERZ

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  発売日 タイトル 規格品番 備考
1992 TVVA オムニバス
RED ZONE DISC
Surfin Vietnam 7インチ
Dead Tech 3 オムニバス
1994 録音鬼 Live91-92 ライブ盤
Periscope-Another Yoyo Comp オムニバス
1995 Copass Grinderz+Bloodthirsty butchers split スプリット
Copass Grinderz/Unsane Split
1996 YOYO-A-GOGO オムニバス
Cinderella V.A.
1st Krash
1997 Cobra/Silver 7インチ
2nd Rock N' Roll
1998 録音鬼 第二部 Live Aktion! 1993-1998 ライブ盤
特撮狂 オムニバス

ash-ray

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  発売日 タイトル 規格品番 収録曲
1st NOTHING'S GONNA CHANGE MY WAY

作曲・編曲・プロデュース

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参加グループ

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主なサポートワーク

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脚注

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注釈

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  1. ^ 作曲は吉村秀樹と、編曲はホッピー神山との共作。
  2. ^ 鈴木Daichi秀行との共作。
  3. ^ ENDLICHERI ENDLICHERI(エンドリケリ・エンドリケリ)、244 ENDLI-x(ツヨシ・エンドリックス)、美 我 空(びがく)、SHAMANIPPON(シャーマニッポン)。
  4. ^ a b 妻の平岡恵子のバンド。
  5. ^ 2013年ホールツアーVOYAGER、LIVE TOUR 2014 “LIFE”、LIVE at 武道館 2014に参加。
  6. ^ 宮本浩次 全47都道府県ツアー「宮本浩次TOUR2021〜2022 日本全国縦横無尽」
  7. ^ 「宮本浩次縦横無尽」2021.6.12

出典

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  1. ^ a b 轟音! 発振!! 制御不能!!! 狂気のZ.VEX EFFECTS featuring 名越由貴夫”. デジマート (2015年3月26日). 2015年12月13日閲覧。
  2. ^ a b "YEN TOWN BAND 大地の芸術祭にて復活!". SPACE SHOWER NEWS. 15 October 2015. スペースシャワーTV, YouTube公式チャンネル
  3. ^ HARUHIの“底知れない可能性”とはーー新作のサウンドプロダクションから分析”. リアルサウンド (2017年8月6日). 2017年12月26日閲覧。
  4. ^ Chara ロングインタビュー(インタビュアー:永堀アツオ)「『心の火を揺らして、スパークスもある。そんなライブにしたいな。』」『DI:GA online』、ディスクガレージ、2017年1月2日http://www.diskgarage.com/digaonline/interview/23804/22017年12月25日閲覧 
  5. ^ a b c 西川進、松田”FIRE”卓己、かどしゅんたろう……引っ張りだこの凄腕サポートミュージシャン5選”. リアルサウンド (2014年5月26日). 2017年6月10日閲覧。
  6. ^ a b Co/SS/gZ復活記念、尋常でない音圧のリマスター盤発売”. 音楽ナタリー (2014年2月17日). 2015年11月30日閲覧。
  7. ^ YEN TOWN BAND復活ライブ! 19年ぶりの新曲も披露!素晴らしかった”. RO69 (2015年9月12日). 2015年10月23日閲覧。