吉田謙二
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吉田 謙二(よしだ けんじ、1938年7月19日 - 2010年9月3日)は、日本の哲学者。大阪市生まれ。バートランド・ラッセルを研究[1]。
概要
[編集]同志社大学哲学科・及び哲学専攻修士課程修了後、同大学教授(1982年)、文学部長、大学院文学研究科長を経て、池坊短期大学学長を二期にわたり務める[2]。
ラッセル研究で知られ、主な訳書はラッセルのThe Art of Philosophizing,1968(ビジネスリサーチ社刊『哲学する方法』)など。日本哲学会委員(1997年‐1999年)、日本デューイ学会理事(2004年)。
来歴
[編集]- 1967年 大阪電気通信大学嘱託講師(ドイツ語、論理学担当)[3]
- 1971年 同志社大学文学部専任講師(論理学、現代哲学担当)
- 1975年 同大学文学部助教授(論理学、現代哲学担当)
- 1977年 カリフォルニア大学アーバイン校客員研究員
- 1982年 同志社大学文学部教授(論理学、科学哲学担当)、クレアモント・マッケンナ大学客員教授
- 1985年 同志社大学大学院博士前期課程教授、京都大学文学部非常勤講師、同大学大学院文学研究科非常勤講師
- 1994年 同大学大学院博士後期課程教授
- 1995年 同大学文学部長、大学院文学研究科長
- 1998年 同大学アメリカ研究所長
- 2000年 同大学人文科学研究所長
- 2005年 池坊短期大学学長
エピソード
[編集]- 他の教員からの単位取得に困っている学生は、吉田のところへ来て「『良』くらいでいいから、頼んでくれ」と言っていたという[4]。
著書
[編集]- 『現代哲学の真理論―ポスト形而上学時代の真理問題』、世界思想社、2009年
ほか多数
脚注
[編集]- ^ “日本のラッセル研究者1(現存) - バートランド・ラッセルのページ”. russell-j.com. 2020年1月29日閲覧。
- ^ “お知らせ&イベント‐学長訃報について‐池坊短期大学”. 池坊短期大学. 2024年9月20日閲覧。
- ^ “吉田 謙二 - 研究者 - researchmap”. researchmap.jp. 2020年1月29日閲覧。
- ^ “京都昨今(松田薫)No.21”. park3.wakwak.com. 2020年1月29日閲覧。