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吉田克郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉田 克郎(よしだ かつろう、1936年昭和11年〉4月24日[1] - )は、日本の実業家岩手銘醸会長。元岩手県胆沢郡前沢町(現・奥州市)議会議員(4期)。元プロ野球選手の経歴も持つ。

来歴

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吉田 克郎
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 岩手県胆沢郡前沢町
生年月日 (1936-04-24) 1936年4月24日(88歳)
選手情報
ポジション 投手
プロ入り 1955
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

岩手県胆沢郡前沢町出身[1]岩手県立水沢高等学校では野球部に所属[2]1954年の3年生の夏、投手で4番の打順で全国高等学校野球選手権岩手大会に出場したが、チームは敗退し[2]、全国選手権大会出場はならなかった。しかし、179cmの体格からのアンダースローを武器に剛速球を投げることがプロ野球のスカウトの目に留まり[2]、試合後、大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)のスカウトが自宅を訪ね、入団を勧められ、その場で快諾[2]。大洋ホエールズへの入団が決まった。岩手県ではプロ野球界入りした高卒ルーキー第一号となった[2]1955年高校を卒業し、正式に入団。投手となったが、プロには1年在籍しただけで退団[3]。退団後は帰郷し、水沢駒形野球倶楽部に入団[3]。その後、上京し、村田簿記学校(現・東京経営短期大学)に通い、国税庁醸造試験場に勤務した[3]。以後、再び帰郷し、前沢町の酒造会社岩手銘醸に入社、のち同社代表取締役社長、同代表取締役会長となる[3]

このほか町内では前沢町野球協会会長、同体育協会副会長、同会長[3]、前沢町商工会理事、同副会長、前沢町議会議員などを務めた[2]。また、岩手県酒造組合役員、岩手酒類卸商業協同組合理事、岩手県商工青年部理事、胆江法人会前沢支部副支部長、水沢高等学校同窓会前沢支部長[2]、丸協グループみちのく住宅代表取締役社長、日本プロ野球OB会岩手県代表幹事などを務めた[3]

脚注

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  1. ^ a b 『岩手人名大鑑』1986 506頁。
  2. ^ a b c d e f g 『岩手県立水沢高等学校創立百周年記念誌』227頁。
  3. ^ a b c d e f 『岩手県立水沢高等学校創立百周年記念誌』226頁。

参考文献

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  • 『岩手人名大鑑』1986 岩手日報社、1986年。
  • 水沢高等学校記念誌編集委員会編『岩手県立水沢高等学校創立百周年記念誌』岩手県立水沢高等学校、2011年。