吉津宜英
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Yoshizu, Yoshihide 吉津 宜英 | |
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生誕 |
吉津 宜英 1943年12月17日 広島県府中市 |
死没 | 2014年1月5日 |
研究分野 | 華厳,東アジア仏教思想 |
研究機関 | 駒澤大学 |
出身校 | 駒澤大学 |
博士課程 指導教員 | 宮本正尊 |
他の指導教員 | 鎌田茂雄 |
博士課程 指導学生 |
吉田叡禮 岡本一平 (仏教学者) |
主な業績 | 『華厳一乗思想の研究』 |
影響を 受けた人物 | 平井俊榮 |
主な受賞歴 | 日本学士院賞(共同、1980年) |
プロジェクト:人物伝 |
吉津 宜英(よしづ よしひで、1943年12月17日 - 2014年1月5日)は、日本の仏教学者・曹洞宗僧侶。専門は華厳、東アジア仏教思想[1]。学位は、博士(仏教学)(駒澤大学・乙種)。駒澤大学教授。駒澤大学仏教経済研究所所長を務めた。広島県府中市出身。
経歴
[編集]1943年、広島県府中市の曹洞宗松林寺に生まれる。広島県立府中高等学校卒業後、駒澤大学仏教学部に進学。1966年に卒業。同級生の石井修道(同大教授)・袴谷憲昭(同大教授)と共に三羽烏と称された。同大学院進学、鎌田茂雄・宮本正尊の両師に師事[2]、1971年に同大学院博士課程満期退学。1980年に『阿毘達磨倶舎論索引』(平川彰らとの共同研究)で日本学士院賞受賞[3]、日本印度学仏教学会賞も受賞。1992年に『華厳一乗思想の研究』で博士(仏教学)の学位を取得。
職歴
[編集]1971年に同大助手に就任。講師、助教授を経て、1984年に教授となる[4]。1985年にアメリカヴァージニア大学宗教学部にて1年間在外研究。
2001年に駒澤大学仏教経済研究所所長に就任。2014年1月5日、事故により遷化[5]。
受賞
[編集]著書
[編集]博士論文
[編集]単著
[編集]- 『華厳禅の思想史的研究』(大東出版社、学術叢書・禅仏教、1985年)
- 『「縁」の社会学 仏教の論とこころー縁』(東京美術選書、1987年)
- 『<やさしさ>の仏教』(春秋社、1998年)
- 『修証義による仏教入門』(大蔵出版、1999年)
- 『般若心経 中道と祈り』(曹洞宗宗務庁、2004年)
- 『法蔵 「一即一切」という法界縁起』(佼成出版社、2010年)
- 『大乗起信論新釈』(大蔵出版、2014年)
著作集
[編集]論文
[編集]出典
[編集]- ^ 『大乗起信論新釈』著者紹介~紀伊國屋書店
- ^ 石井公成「吉津宜英先生の学問」(『駒沢大学仏教学部論集』45号、2014年)
- ^ 日本人名大辞典
- ^ 研究者情報~researchmap.jp
- ^ 略歴及び業績 (石井修道敎授退任記念 吉津宜英敎授追悼號)『駒沢大学仏教学部論集』2014.10
- ^ 1980年 日本印度学仏教学会賞~日本印度学仏教学会