吉村巌
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吉村巌(よしむら いわお、1900年 - 1970年)は、日本の造園家。金剛山公園計画第1回計画(上原敬二らと、1930年)、景勝地経営論序説(1928年発表、造園芸術,pp.36-37,日本造園学会)、佐世保市観光施設計画・西海国立公園候補地自然公園計画調査参加(1953年、田村剛, 加藤誠平, 舘粲児らと)などから、観光造園家と呼ばれた人物だが、園芸に関する著書も多数残している。渾名はガンさん。東京高等造園学校出身。大正15年に卒業している。
卒業後、横浜市で造園設計事務所の庭園創作所を創設の他、上原敬二の下に所属し造園実務に従事していた。その後茨城県や滋賀県などに勤務。1943年(昭和18年)から1944年(昭和19年)までは、中島飛行機三鷹研究所営繕課に勤務。 戦後は再び造園設計事務所を開設。
1962年に立石の造形的研究によって学位取得。
造園作品も多数のこし、旺文社中庭他一連の造園設計で日本造園学会賞受賞。その他代表作に、あわら温泉べにや(福井県)庭園がある。
主な著書
[編集]- 四季・食用茸の培養(1934年)
- 造園設計の実際 (明文堂、1934年)
- 四季趣味の風流園芸(明文堂、1934年)
- 國立公園(編輯、厚生省體力局國立公園協會)
- 図説日本庭園大鑑 : 附日本庭園古書籍集(1935年、文書堂)
- 趣味の野菜園藝(1937年 清水書房)
- 景勝地経営と観光事業 (文書堂、1935年)
- 趣味の盆栽仕立方(明文堂、1935年)
- 庭造百題(1936年)
- 住宅庭園 (朝倉書店、1956年)
- たのしい庭 (1957年 ASIN: B000JAWY50)
- 日本庭園 (朝倉書店、1959年)
- 庭木 (深谷光軌と 朝倉書店 1961年)
- 小庭園(カラーブックス 保育社、1963年)
- 家庭園芸 : 花づくり庭づくり小百科(共著、鶴書房、1969年)
参考文献
[編集]- 「庭別冊」「庭」(龍居竹之介・編集)
- 西川友孝「雑草的人生の自分史 昭和初期の造園家たち7-観光造園家第一号 吉村巖氏」