吉崎航
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吉崎 航(よしざき わたる、1985年 - )は、日本のロボット研究者。ロボット制御ソフトウェアV-Sido OSの製作者[1]。アスラテック株式会社技術開発部チーフロボットクリエイター[2]。山口県生まれ。
経歴
[編集]- 徳山工業高等専門学校情報電子工学科から、千葉大学工学部情報画像工学科に編入。
- 2008年 - 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科に所属しながら産業技術総合研究所技術研修生となる。
- 2009年7月7日 - 経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏IT人材発掘育成事業に採択されV-Sidoを製作[3]。
- 2010年6月 - 倉田光吾郎のプロジェクト「水道橋重工」に参加し、4輪走行巨大ロボットクラタスの制御を担当。
- 2010年6月11日 - Infinity Ventures Summit 2010 SpringのLaunch Padで優勝[4]。
- 2010年7月20日 - IPAから成果が評価されスーパークリエータに認定[5]。
- 2012年7月29日 - 幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバル2012[夏]でクラタス初披露。
- 2012年11月28日 - 日本科学未来館にてクラタスを展示公開[6]。
- 2013年2月 - 株式会社V-Sido設立[7]。
- 2013年2月12日 - クラタスが文化庁メディア芸術祭第16回エンターテイメント部門優秀賞受賞[8]。
- 2013年7月5日 - ソフトバンク出資のもとアスラテック株式会社事業企画本部チーフロボットクリエイターに就任[9]。
- 2014年6月11日 - 新規ロボット事業発表会にて「V-Sido OS」を中心にロボット・ソフトウエア事業へ本格参入表明[10]。
脚注
[編集]- ^ 吉崎航「人型ロボットのための演技指導ソフト「V-Sido」の開発」、『コンピュータ ソフトウェア』第28巻第4号、2011年、35-40頁。
- ^ 吉崎航、今井拓司「Innovator アスラテック チーフロボットクリエイター 吉崎航氏 「最高のロボット」はまだ先 必死になって突破口を探す」、『日経エレクトロニクス』第1156号、2015年6月、97-101頁。
- ^ “2009年度上期 採択案件概要”. 未踏・セキュリティキャンプ. 情報処理推進機構. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “iPhoneでロボット操作=V-Sido(ブシドー) for Smartphone【湯川】”. TECHWAVE(2010年6月14日) 2017年1月10日閲覧。
- ^ “2009年度上期「未踏IT人材発掘・育成事業」スーパークリエータの認定について”. プレス発表. 情報処理推進機構 (2010年7月20日) 2017年1月10日閲覧。
- ^ 一ツ石 (2012年11月29日). “若者2人が作った「人が乗れる巨大ロボット」世界中から注文3000件”. J-castニュース. 2017年1月10日閲覧。
- ^ 江口晋太郎 (2014年5月19日). “ロボット操作を誰でも簡単に──制御システム「V-Sido」に込めた思い”. fabcross. 2017年1月10日閲覧。
- ^ “第16回 2012年 エンターテインメント部門 受賞作品 優秀賞 - 水道橋重工「KURATAS」”. 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品. 2017年1月10日閲覧。
- ^ ソフトバンク、ロボ事業参入 新会社母体に準備本格化 高度AI、人型開発へ”. 産経ニュース. (2013年11月20日) 2017年1月10日閲覧。
- ^ “アスラテック新規ロボット事業発表会”. プレスリリース. Asratec. (2014年6月11日) 2017年1月10日閲覧。
関連人物
[編集]- 倉田光吾郎 - オリジナルロボット「クラタス」の共同制作者
- ガンダム (架空の兵器)#実物大ガンダム
外部リンク
[編集]- 吉崎航 (@w_yoshizaki) - X(旧Twitter)
- 吉崎航 (wataru.yoshizaki) - Facebook
- アスラテック株式会社
- V-Sido
- 水道橋重工(ロボット愛好家集団)