吉岡太朗
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吉岡 太朗 (よしおか たろう) | |
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誕生 |
1986年8月27日(38歳)[1][2] 日本 石川県小松市[1] |
職業 | 歌人 |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 京都文教大学人間学部文化人類学科卒業[1] |
ジャンル | 短歌 |
主な受賞歴 | 第50回短歌研究新人賞(2007年) |
デビュー作 | 『ひだりききの機械』(2014年) |
影響を受けたもの
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ウィキポータル 文学 |
吉岡 太朗(よしおか たろう、1986年8月27日[2] - )は、日本の歌人。京都大学短歌会の出身で、2007年に第50回短歌研究新人賞を受賞。短歌同人誌「町」に所属していた。おさやことりないし長屋琴璃の筆名でも作品を発表している[注釈 1]。
経歴
[編集]石川県小松市出身[1]。2005年、井辻朱美の影響を受けて作歌をはじめ、京大短歌に入会[1][3]。同会では笠木拓と同期[4]。 2007年、「六千万個の風鈴」30首で第50回短歌研究新人賞を受賞[1]。2009年、同人誌「町」創刊に参加(2011年解散)[5]。京都文教大学人間学部文化人類学科卒業。
2014年、第一歌集『ひだりききの機械』刊行。2019年、第二歌集『世界樹の素描』刊行。SF・ファンタジー的な作風から出発したが、後に関西弁を導入した仏教思想的な作風を切り開いた[6]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『ひだりききの機械』短歌研究社、2014年4月1日。(解説:黒瀬珂瀾)ISBN 978-4-86272-374-1
- 『世界樹の素描』書肆侃侃房〈現代歌人シリーズ〉、2019年2月17日。ISBN 978-4-86385-354-6
アンソロジー
[編集]- 山田航編『桜前線開架宣言:Born after 1970 現代短歌日本代表』左右社、2015年12月25日。ISBN 978-4-86528-133-0
- 東直子・佐藤弓生・千葉聡編『短歌タイムカプセル』書肆侃侃房、2018年1月31日。ISBN 978-4-86385-300-3
共著
[編集]- 佐藤通雅編『アルカリ色のくも:宮沢賢治の青春短歌を読む』NHK出版、2021年2月[7]。ISBN 978-4-14-016280-4
私家版
[編集]- 短歌同名誌『太朗?』(染野太朗との共著)2015年11月23日発行。[注釈 2]
- 洞田明子『歌集 洞田(うろた)』(染野太朗と共編のアンソロジー)2016年5月1日発行。[注釈 3]
- おさやことり・橋爪志保『はるなつ』2017年9月18日発行。※編集・発行は吉岡太朗名義。
- おさやことり・橋爪志保『あきふゆ』2018年1月21日発行。※同上。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 一例として『短歌研究』2022年7月号の「短歌研究新人賞受賞者の「強力アンソロジー」」では長屋琴璃として寄稿し「かつてちがうなまえで賞をいただいたことがあります。」(平仮名はママ)としている。
- ^ 同名短歌ユニット「太朗」の作品。筆名として、それぞれ「おさやことり」と「染野信朗」を使用。土岐友浩が編集を担当。
- ^ 主題「駅」で公募した短歌を吉岡と染野が編集し、架空の歌人の歌集という形式で上梓。なお、短歌の内容自体の改変はしていない。
出典
[編集]- ^ a b c d e f 山田航 編『桜前線開架宣言』左右社、2015年12月25日、208頁。ISBN 978-4-86528-133-0。
- ^ a b 『太朗?』及び『洞田』の奥付に記載。
- ^ “『世界樹の素描』 吉岡太朗”. 書肆侃侃房. 書肆侃侃房 (2019年). 2021年1月10日閲覧。
- ^ 土岐友浩「二〇〇九年の春」『ねむらない樹』第5号、書肆侃侃房、福岡、2020年8月1日、72頁、ISBN 978-4-86385-408-6。
- ^ 「町(まち)略歴」『歌集 町』2011年11月3日、80頁。
- ^ 後藤明日香 (2019年7月5日). “書評『世界樹の素描』吉岡太朗著 〈週刊朝日〉”. AERA dot. (アエラドット). 2021年1月10日閲覧。
- ^ "商品案内."NHK出版公式サイト. 2024年4月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 吉岡太朗 (@madeinlawson) - X(旧Twitter)