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吉國眞一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉國 眞一(よしくに しんいち、1950年8月26日 - )は、日本銀行家国際決済銀行アジア太平洋総代表、金融広報中央委員会会長、早稲田大学総合研究機構客員教授等を務めた。

経歴

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吉國二郎の長男。弟にはNHK専務理事の吉國浩二、北里大学教授の吉國裕三がいる。1973年に一橋大学経済学部卒業後、日本銀行入行。1976年から78年までペンシルバニア大学へ留学。1979年経済企画庁出向[1][2][3]

1986年日本銀行外国局調査役。1987年国際通貨基金理事代理。1990年日本銀行国際局調査役。1991年日本銀行国際局国際収支課長。1993年日本銀行国際局国際金融課長。1995年日本銀行国際局参事[1]。1997年日本銀行国際局次長。1998年日本銀行ロンドン駐在参事[4]

香港国際決済銀行のアジア代表事務所が新設されると、初代事務所長に就任[5]。2001年国際決済銀行スペシャルアドバイザー。同年国際決済銀行アジア太平洋事務所長[3]

国際決済銀行アジア太平洋総代表等を経て、2006年新光証券シニアアドバイザー[4]。2009年みずほ証券顧問(シニア・アドバイザー)。2010年政策研究大学院大学客員教授[6][7]

2013年みずほ証券リサーチ&コンサルティング理事長。2015年金融広報中央委員会会長[4]、東京キワニスクラブ会長、国際キワニス日本地区副ガバナー[8]。2019年武蔵野大学客員教授、ウエストホールディングス顧問、サンテック監査役[4]。2021年カーボンニュートラル推進協議会理事[9]。2022年国際キワニス日本地区ガバナー[10]

早稲田大学総合研究機構客員教授[11]、早稲田大学システム競争力研究所客員上級研究員・研究院客員教授[12]武蔵野大学評議員、武蔵野大学経営研究所研究員[13]日本経済調査協議会吉國委員会委員長[14]、特定非営利活動法人CoCoLo副理事長なども歴任した[15]

著書

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  • 『国際金融ノート : BISの窓から』麗澤大学出版会 2008年
  • 『揺れ動くユーロ : 通貨・財政安定化への道』(小川英治, 春井久志と共編)蒼天社出版 2014年

訳書

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  • エリン・E.ヤコブソン著『サウンドマネー : BISとIMFを築いた男、ペール・ヤコブソン』(矢後和彦と共監訳)蒼天社出版 2010年

脚注

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  1. ^ a b 太陽 ASG エグゼクティブ・ニュース太陽グラントソントン
  2. ^ 国際金融規制改革とわが国への影響 日本証券アナリスト協会
  3. ^ a b 国際金融ノート―BISの窓から紀伊國屋書店
  4. ^ a b c d 2020年3月期有価証券報告書サンテック
  5. ^ 矢後和彦「国際決済銀行の過去と現在」『経済研究所年報』第26巻、成城大学、2013年、97-128頁、ISSN 0916-1023CRID 1050001202582127232 
  6. ^ 過年度開催分(平成24年度)長崎県立大学
  7. ^ 金融規制強化とアジア経済 吉國 眞一 日本証券アナリスト協会
  8. ^ 日本地区ガバナー 吉國眞一国際キワニス日本地区
  9. ^ 執筆者プロフィール新潮社
  10. ^ 今年度役員等一覧国際キワニス日本地区
  11. ^ 21世紀の中央銀行早稲田大学
  12. ^ システム競争力研究所【第Ⅱ期】 Institute for information, Coordination and Innovation 2011年04月01日早稲田大学
  13. ^ 研究員武蔵野大学
  14. ^ 政府系ファンド(SWF)の役割と政策的インプリケーション 日本経済調査協議会
  15. ^ 特定非営利活動法人CoCoLo定款広島県
先代
本家正隆
金融広報中央委員会会長
2015年 - 2019年
次代
武井敏一