吉の浦火力発電所
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吉の浦火力発電所 | |
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吉の浦火力発電所 | |
正式名称 | 沖縄電力株式会社吉の浦火力発電所 |
国 | 日本 |
所在地 | 沖縄県中頭郡中城村字泊509-2 |
座標 | 北緯26度16分35.6秒 東経127度48分45.6秒 / 北緯26.276556度 東経127.812667度座標: 北緯26度16分35.6秒 東経127度48分45.6秒 / 北緯26.276556度 東経127.812667度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 |
1号機:2012年11月27日 2号機:2013年5月23日 1号GT:2015年3月20日 |
事業主体 | 沖縄電力 |
発電所 | |
主要動力源 | LNG |
二次動力源 | 1号GT:灯油、バイオエタノール |
発電機数 | 3基 |
熱効率 | 1、2号機:約51%(LHV) |
コンバインド サイクル発電 | 1、2号機:CC方式採用 |
発電量 | |
定格出力 |
総出力:53.7万kW 1号機:25.1万kW 2号機:25.1万kW 1号GT: 3.5万kW |
ウェブサイト 沖縄電力 電力設備詳細 | |
2015年3月20日現在 |
吉の浦火力発電所(よしのうらかりょくはつでんしょ)は、沖縄県中頭郡中城村字泊509-2にある沖縄電力の天然ガス火力発電所。
概要
[編集]新たな埋立が不要で、大型LNGタンカーの着岸が可能であることから、新日本石油(後のENEOS)沖縄油槽所跡地[1]が選定された。沖縄電力初のLNG(液化天然ガス)火力であり、初のコンバインドサイクル発電方式を導入した発電所となる[2]。天然ガスの一部は都市ガス用として、2013年~2014年度をめどに沖縄ガスに供給されることが2009年に公表され[3]、2015年8月12日に沖縄ガスへの供給を開始した[4]。
2012年6月に1号機が試運転を開始し、同年11月27日に営業運転を開始。2013年5月23日には2号機が運転を開始した。
発電設備
[編集]- 総出力:53.7万kW(2015年3月20日現在。マルチガスタービン発電所出力分を含む)
- 発電方式:1,200℃級コンバインドサイクル発電方式
- 使用燃料:LNG
- 熱効率:約51%(低位発熱量基準)
- 1号機
- 定格出力:25.1万kW
- ガスタービン:18.5万kW × 1軸[5]
- 蒸気タービン: 6.6万kW × 1軸
- 営業運転開始:2012年11月27日[6]
- 2号機
- 定格出力:25.1万kW
- ガスタービン:18.5万kW × 1軸
- 蒸気タービン: 6.6万kW × 1軸
- 営業運転開始:2013年5月23日[7]
- 3号機(計画中)
- 定格出力:25.1万kW
- ガスタービン:18.5万kW × 1軸
- 蒸気タービン: 6.6万kW × 1軸
- 営業運転開始:2022年以降
- 4号機(計画中)
- 定格出力:25.1万kW
- ガスタービン:18.5万kW × 1軸
- 蒸気タービン: 6.6万kW × 1軸
- 営業運転開始:2022年以降
吉の浦マルチガスタービン発電所
[編集]- 東日本大震災を踏まえた災害対策として設置された燃料多様型のガスタービン発電設備で2015年3月20日に運転を開始した。沖縄本島全域が電源喪失により停電した場合の系統立上げ電源、LNG燃料タンクの保安電源、および通常時の電力ピーク対応電源として活用することを目的としている[8]。
出典
[編集]- ^ “中城村建設を決定/沖電LNG火力発電所”. 琉球新報. (2002年9月20日) 2012年2月21日閲覧。
- ^ LNG(液化天然ガス)火力発電所の建設予定地について 2002年9月19日
- ^ “ガス供給13~14年度から 沖電、役員人事など決定”. 琉球新報. (2009年6月27日) 2012年2月21日閲覧。
- ^ 沖縄ガス株式会社の一般ガス供給約款の変更届出について 平成27年(2015年)8月12日 内閣府沖縄総合事務局
- ^ 産業用大型ガスタービンの技術系統化調査 (PDF) 産業技術史資料情報センター
- ^ 吉の浦火力発電所1号機の営業運転開始について 2012年11月27日 (PDF) 添付資料
- ^ 吉の浦火力発電所2号機の営業運転開始について 2013年5月23日 (PDF) 添付資料
- ^ 吉の浦マルチガスタービン発電所の営業運転開始について 2015年3月20日 (PDF)