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司空曙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

司空 曙(しくう しょ、770年頃-790年[1])は、中国詩人は文名または文初。洺州永年県の出身。

略歴

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代宗大暦年間の初め頃、左拾遺となり、徳宗貞元初年(785年頃)、剣南西川節度使の幕僚になった。潔癖な性格で権臣に媚びず、長沙郡のあたりに流寓していたこともある。大暦十才子の一人。

現在『司空文名詩集』三巻が残っている。

詩人としての彼

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作品に『別盧秦卿(盧秦卿に別る)』(五言絶句)がある。

別盧秦卿
知有前期在 前期の在ること有るを知れども
難分此夜中 分ち難し 此の夜の中(うち)
無将故人酒 故人の酒を将(もっ)て
不及石尤風 石尤(せきゆう)の風に及ばずとする無かれ

脚注

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  1. ^ 孟 1998, pp. 396.

出典

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  • 孟慶遠『中国歴史文化辞典』新潮社、1998年。ISBN 4-10-730213-X 
  • 唐詩選』(版:岩波文庫、註解:前野直彬