台湾鉄路管理局EMU600型電車
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台湾鉄路管理局EMU600型電車 | |
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EM605編成(汐止駅にて) | |
基本情報 | |
運用者 | 台湾鉄路管理局 |
製造所 | ロテム |
製造年 | 2001年 - 2002年 |
製造数 | 56両 |
運用開始 | 2001年12月 |
主要諸元 | |
編成 | 4両編成 (2M2T) |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 交流25,000V/60Hz |
最高運転速度 | 110 km/h |
設計最高速度 | 110 km/h |
起動加速度 | 2.88 km/h/s |
減速度(常用) | 2.84 km/h/s |
減速度(非常) | 3.12 km/h/s |
車両定員 | 182人 |
編成重量 | 135 |
主電動機出力 | 240 kW |
編成出力 | 1,920 kW |
制御方式 | 東芝IGBT素子VVVFインバータ制御 |
制動装置 |
回生ブレーキ 電気指令式ブレーキ |
保安装置 | ATP |
EMU600型電車(EMU600がたでんしゃ)は、2001年12月に営業運転を開始した台湾鉄路管理局(台鉄)の交流電車。
概要
[編集]宜蘭線と北廻線の電化による電車増備のため、2001年から2002年にかけて56両が韓国のロテム(現・現代ロテム)で製造された。電装品は日本の東芝製である。従来のEMU500型の後継車で、インバータをIGBT素子に変更するなどの変更点がある。
2023 年 8 月 24 日から、3 つのグループの台車の亀裂により、すべての車両が一時的に無効化されました。[1]。
仕様
[編集]構成
[編集]4両の固定編成で、両端の先頭車が電動車、中間車が付随車となっている。パンタグラフ・主変圧器は付随車の片方に搭載、制御装置は電動車に搭載している。最大4編成を連結し16両編成での走行、またEMU500型との連結が考慮されている。なお営業運転では最大8両編成で運行される。
主電動機は、三相交流かご型誘導電動機を用いる。出力は240kWで、電動車1両あたり4機を搭載。編成での総出力は1,920kWとなる。制御装置はVVVFインバータを用いた可変電圧可変周波数式である。
車体
[編集]車体はEMU500型に準拠するが外板に4本のビードが入っている。片側に両開き式の客用扉を3つ備える。ホーム高さの関係で1段のステップがついている。
座席はロングシートで、中間車両に便所が設けられている。
編成
[編集]EMU600 ← (逆行) (順行) →
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号車 | 1 | 2 | 3 | 4 |
---|---|---|---|---|
形式 | 45EMC600 (Mc) |
< 45EP600 (T) |
50ET600 (T) |
45EM600 (Mc) |
搭載機器 | VVVF | VVVF | ||
定員 | 182人 | 182人 | 182人 | 182人 |
- 凡例
- VVVF:主制御器(VVVFインバータ装置)
脚注
[編集]- ^ 李姿慧 (2023年8月24日). “獨/台鐵EMU600型電聯車檢修揪「馬達座龜裂」 56輛今起陸續停駛” (中国語). ETtoday新聞. オリジナルの2023年8月24日時点におけるアーカイブ。 2023年8月24日閲覧。