古谷道生 (陶芸)
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古谷 道生(ふるたに みちお、1946年(昭和21年)2月16日 - 2000年(平成12年)7月19日)は信楽焼の陶芸家。滋賀県出身。内田邦夫に師事。信楽と伊賀に生涯30基以上の窯を築き、窯の改造など焼き物作りを探求、初めての築窯は、滋賀・三重県境にある「五位の木」古窯を参考にした[1][2]。
略歴
[編集]年譜[2]
- 1946年(昭和21年) - 滋賀県甲賀郡信楽町神山(現甲賀市信楽町)の半農半陶の家に生まれる。
- 1964年(昭和39年) - 滋賀県立甲南高等学校窯業科を卒業し、京都府陶工訓練所に入所。内田邦夫が開く、内田クラフト研究所に入所。
- 1968年(昭和43年) - 日本一周陶業地研修の旅(轆轤賃引きのアルバイトをしつつ全国陶業地を廻る)に出る(1年9ヵ月)。
- 1970年(昭和45年) - 穴窯を信楽町神山に築窯し独立する。
- 1971年(昭和46年) - 中国国際陶芸展入選、日本陶芸展(毎日新聞社主催)入選。
- 1982年(昭和57年) - 信楽陶芸展最優秀賞受賞。
- 1985年(昭和60年) - 西武陶芸展大賞受賞。
- 1996年(平成 8年) - 日本工芸会近畿賞受賞、滋賀県文化奨励賞受賞。
- 2000年(平成12年) - 7月19日没・享年54。
日本伝統工芸展・日本陶芸展・中日国際陶芸展 等多数入選。秀明文化財団より秀明文化基金賞受賞。
著作
[編集]古谷道生関連書籍
- 「陶工房 趣味の手づくり陶芸 No13」「特集信楽 古谷道生 壷・花入づくり」(誠文堂新光社 1999年)
- 「古谷道生作陶展 第15回」(東武百貨店 1987年)
- 「古谷道生遺作展」(八木弘明 日本陶磁協会編 2001年)