古川佳奈美
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古川 佳奈美 |
えん・コミュニケーションズ
獲得メダル |
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古川 佳奈美(ふるかわ かなみ、1997年7月27日 - )は、日本のパラ卓球選手(クラス11)。
経歴
[編集]1997年7月27日生まれ、福岡県福岡市出身[1]。小学校4年生の時、専門機関で軽度知的障害と自閉症スペクトラムの合併症と診断された[2][3][4][5]。福岡市立和白中学校に入学し、中学で卓球部に入部して卓球を始める。3年生で、知的障がい選手が対象の2012年FIDジャパン・ユースオープン(福岡県)に「ただのオープン大会だと思って出場」し、初出場初優勝した[1][2][6]。立花高校に進学し[2]、高校でも健常者の大会と併せて、パラ卓球大会に参加した[7]。障害のクラス分け認定を経て、2015年からは国際大会に出場するようになった[1]。
高校卒業後は北九州市の明太子製造工場に勤務しながら、週6日の練習を続けた[1]。2020年4月、卓球総合メーカーの株式会社VICTASと、アドバイザリー契約を締結[8]。2021年7月に2020年東京パラリンピック日本代表に選出された[9]。所属は博多卓球クラブ[9]、目標の選手は、2020年に全日本選手権男子シングルスを制した宇田幸矢[2]。
主な成績
[編集]2017年
- ドバイ2017アジアユースパラ競技大会(UAE)女子シングルス クラス11 3位[6]
2018年
- FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会(神奈川)女子シングルス 3位 女子ダブルス 3 クラス11[6]
- ITTFパラ世界選手権(スロベニア) 女子シングルス 3位[6]
- 2018FIDジャパン・チャンピオンリーグ卓球大会(神奈川) 女子シングルス 4位 クラス11[6]
2019年
- パラFIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2019(神奈川) 女子シングルス 3位 女子ダブルス 3位 クラス11[6]
- ITTF アジアパラチャンピオンシップ(台湾) 女子シングルス ベスト8 女子団体 3位 クラス11[6]
- ITTF PTTジャパンオープン2019東京(東京) 女子シングルス 3位 女子ダブルス 2位 クラス11[6]
- INASグローバルゲームズ(オーストラリア) 女子団体3位 クラス11[7][10]
2020年
2024年
- パリパラリンピック 女子シングルス銅メダル クラス11
脚注
[編集]- ^ a b c d “古川佳奈美が語るパラ卓球の世界 唯一無二の武器習得の鍵はEXILE”. スポニチスクエア. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b c d “東京パラ卓球のヒロイン候補 必殺サーブのお手本はあの人気グループ”. 西日本スポーツ. 2020年6月15日閲覧。
- ^ “家族とともに”. 読売新聞. (2021年5月19日)
- ^ “特集――Tokyo2020パラリンピンクあと1年、困難乗り越え頂点へ、卓球世界選手権で銅の快挙、古川佳奈美。”. 日本経済新聞. (2019年8月23日)
- ^ “パラ卓球/古川佳奈美「100%メダルをとる、くらいの強い気持ちでチャレンジしたい」”. PARA SPO PLUS (2021年4月16日). 2021年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “古川佳奈美選手”. 日本財団パラリンピックサポートセンター. 2021年6月1日閲覧。
- ^ a b c “古川佳奈美の使用用具・大会成績・プロフィール”. Rallys. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “VICTASがパラ卓球の古川佳奈美選手とアドバイザリー契約”. 卓球王国. 2021年6月12日閲覧。
- ^ a b 東京2020パラリンピック競技大会日本代表選手団選手名簿 - ウェイバックマシン(2021年7月21日アーカイブ分)
- ^ “INASグローバルゲームズ2019 卓球競技”. 卓球レポート. 2021年6月12日閲覧。
- ^ “パラ卓球 スペインオープン”. 株式会社タマス. 2021年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 古川 佳奈美/Kanami Furukawa (@BunBunKero_2019) - X(旧Twitter)
- kanami furukawa / 古川佳奈美 (@furukawa_kanami_0727) - Instagram
- 古川 佳奈美(ふるかわ かなみ)|契約卓球選手・コーチ紹介 | VICTAS卓球用品メーカー