古井戸秀夫
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人物情報 | |
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生誕 |
1951年10月8日(73歳) 日本・東京都 |
出身校 | 早稲田大学 |
学問 | |
研究分野 | 国文学、古典芸能 |
研究機関 | 早稲田大学、東京大学 |
古井戸 秀夫(ふるいど ひでお、1951年10月8日[1] - )は、日本の歌舞伎研究者。東京都生まれ、東京都中野区在住、日本演劇協会会員(2023年現在[1])。東京大学人文社会系研究科教授を経て、同名誉教授。
経歴
[編集]1951年、東京都生まれ。1974年、早稲田大学第一文学部演劇専修を卒業し、同大学院文学研究科に進んで郡司正勝に師事した。1982年に同大学大学院博士課程を退学。
1981年より早大文学部助手。1984年に専任講師、1987年に助教授、1992年に教授昇進。2006年、東京大学次世代人文学開発センター文化資源学教授となった。2017年3月に東京大学を定年退職し、名誉教授・特任教授となった[2]。[3]
受賞・栄典
[編集]- 2018年:『評伝鶴屋南北』で第70回読売文学賞を受賞。
- 2019年:第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第51回日本演劇学会河竹賞、第41回角川源義賞を受賞。
研究内容・業績
[編集]歌舞伎を研究テーマとし、所作事、生世話物、鶴屋南北を中心に研究テーマとする。該博な知識で文献考証を行うが、郡司に学んだ、論文に注をつけない執筆スタイルが特徴。
著書
[編集]- 『舞踊手帖』 駸々堂出版、1990。新版・新書館、2000
- 『歌舞伎―問いかけの文学』 ぺりかん社、1998
- 『歌舞伎入門』 岩波ジュニア新書、2002
- 『評伝 鶴屋南北』 白水社、2018 - 2巻組
- 『鶴屋南北』 吉川弘文館<人物叢書>、2020
編著
[編集]- 並木五瓶『五大力恋緘・楼門五三桐』白水社<歌舞伎オン・ステージ>、1987
- 『歌舞伎 新潮古典文学アルバム22』新潮社、1992
- 河竹黙阿弥『天衣紛上野初花』白水社<歌舞伎オン・ステージ>、1997
- 『新日本古典文学大系96 江戸歌舞伎集』鳥越文蔵・和田修共校注、岩波書店、1997
- 『福森久助脚本集』国書刊行会<叢書江戸文庫>、2001
- 『歌舞伎登場人物事典』河竹登志夫監修、白水社、2006、普及版2010
- 『鶴谷南北未刊作品集』全3巻 校訂・編集 白水社、2021-2022
論文
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 日本演劇協会(監修・編集)『演劇年鑑2023別冊』日本演劇協会〈文化庁委託事業〉、2023年(2023年3月31日発行)、全123頁。ISBN 978-4-09-671311-2。「②職種・③住所・⑤生年月日・出生地・⑥卒業・⑦現職・⑧著書等・⑨受賞」