参天製薬脅迫事件
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参天製薬脅迫事件(さんてんせいやくきょうはくじけん)とは、2000年6月14日に発生した、主に眼科向け・大衆向けの目薬、眼科薬、点眼薬などを製造・販売している参天製薬株式会社が目薬への異物混入を装った脅迫を受けた事件[1][2]。
「現金2000万円を支払わなければ、異物を混入した目薬をばらまく」との脅迫文が送られた同社は、商品を店頭から一時回収し[3]、事件発生から9日後には全ての商品に「ひとみ・すこやか・ラッピング」というプラスチック製のラッピング包装をして販売を再開した(犯人はその翌日に逮捕)[4]。また、その対応の見事さは、企業における危機管理のお手本とされた[5]。
出典
[編集]- ^ 参天製薬一般用目薬の店頭からの回収のご案内と御購入についての御注意 2024年1月29日
- ^ トップの決断が企業危機を救った参天製薬脅迫事件 2024年1月29日
- ^ 医薬品等の回収に関する情報 2000年度クラスIII 厚生労働省、2024年1月29日
- ^ 突然の脅迫文! その時すべきことは? 2024年1月29日
- ^ 突然の脅迫文! その時すべきことは? 2024年1月29日
関連項目
[編集]- 森田隆和 - 事件発生時の同社の社長。事件対応の陣頭指揮を執った。
- ジャパネットたかた#不祥事など - 2004年に発生したジャパネットたかたの約51万人にも及ぶ個人情報漏洩事件。本事件と同様に事後の迅速な対応が評価された。