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卵巣静止

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

卵巣静止(らんそうせいし、ovarian quiescence)とは卵巣の形状はほぼ正常であるが、卵胞の発育、黄体の形成が起こらないあるいは小卵胞が発育と閉鎖退行を繰り返し排卵が起こらない状態。卵巣発育不全卵巣萎縮とまとめて卵胞発育障害と呼ばれる。無発情を示す。未経産より経産で多く発生し、では下垂体前葉の性腺刺激ホルモン分泌機能の低下が原因であり、治療には性腺刺激ホルモンや性腺刺激ホルモン放出ホルモンの投与および栄養管理、健康状態の回復を必要とする。

参考文献

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  • 山内亮監修 『最新臨床家畜繁殖学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460201
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104