コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

南条文五郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南条文五郎
なんじょう ぶんごろう
生年月日 1842年11月16日
出生地 日本の旗 日本 陸奥国栗原郡太田村
(現・宮城県栗原市
没年月日 (1905-04-04) 1905年4月4日(62歳没)
前職 農業
所属政党 帝国党
称号 勲四等

選挙区 宮城県郡部選挙区
当選回数 3回
在任期間 1902年8月 - 1905年4月4日

栗原郡会議員

玉沢村会議員

太沢村会議員

当選回数 8回
在任期間 1880年5月 - 1902年8月
テンプレートを表示

南条 文五郎(南條、なんじょう ぶんごろう、1842年11月16日(天保13年10月14日[1])- 1905年明治38年)4月4日[1][2][3][注釈 1])は、明治期の農業経営者、政治家衆議院議員

経歴

[編集]

陸奥国栗原郡太田村[4][5]宮城県[2]栗原郡太沢村[1][6][7]玉沢村[3][8]築館町字太田を経て現栗原市築館太田)で、肝煎(庄屋)・南条彦作(親章[6][7])の二男として生まれた[1][4][5]。普通学、武道を修めた[2]。農業を営む[2][3]

1871年(明治4年)太田村副戸長に就任[4][5][8][注釈 2]。1880年(明治13年)5月に宮城県会議員に選出され[1][8][9]、1902年(明治35年)8月15日の辞職まで8期在任し[1][5][8][9][10]、常置委員、参事会員、地方衛生会委員、徴兵参事員なども務めた[1][2][4][6][7]。その他、太沢村会議員、玉沢村会議員、栗原郡会議員にも在任した[1][2][3]。1902年(明治35年)8月の第7回衆議院議員総選挙(宮城県郡部、帝国党)で初当選し[1][4][5][8]、その後、第9回総選挙まで再選され、衆議院議員に連続3期在任した[1][2][3][4][5][8]。議員在任中の1905年4月に死去した[11]

また、仙台産牛馬組合長、宮城県馬匹調査員などを務め、産馬改良に尽力した[1][2][3][4][5][8]。その他、宮城県農工銀行取締役となった[1][2][3]

国政選挙歴

[編集]

親族

[編集]
  • 子息 南条宗五郎(宮城県会議員)[4][13]

栄典

[編集]

勲章等

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『仙台人名大辞書』821頁では4月24日。
  2. ^ 『宮城県国会議員候補者列伝』45頁、『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』336頁、『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』473頁では戸長。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l 『宮城県議会史 第1巻』付録173頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』473頁。
  3. ^ a b c d e f g 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』336頁。
  4. ^ a b c d e f g h 『宮城県百科事典』810頁。
  5. ^ a b c d e f g 『宮城県姓氏家系大辞典』390頁。
  6. ^ a b c 『宮城県国会議員候補者列伝: 一名・撰挙便覧』南1-4頁。
  7. ^ a b c 『宮城県国会議員候補者列伝』44-45頁。
  8. ^ a b c d e f g 『仙台人名大辞書』821頁。
  9. ^ a b c d 宮城県議会史 第2巻』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  10. ^ 宮城県議会史 第2巻』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  11. ^ 『官報』第6526号、明治38年4月6日。
  12. ^ a b c 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』20頁。
  13. ^ 宮城県議会史編さん委員会編『宮城県議会史 第2巻』宮城県議会、1974年、附録197頁。
  14. ^ 宮城県議会史 第2巻』 - 国立国会図書館デジタルコレクション

参考文献

[編集]
  • 日野欽二郎 (冷々居士)『宮城県国会議員候補者列伝 : 一名・撰挙便覧』知足堂、1890年。
  • 藻塩舎主人『宮城県国会議員候補者列伝』晩成書屋、1890年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 菊田定郷『仙台人名大辞書』仙台人名大辞書刊行会、1933年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 宮城県議会史編さん委員会編『宮城県議会史 第1巻』宮城県議会、1968年。
  • 『宮城県百科事典』河北新報社、1982年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 竹内理三ほか編『宮城県姓氏家系大辞典』角川日本姓氏歴史人物大辞典4、角川書店、1994年。