コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

南島原市立白木野小学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
南島原市立白木野小学校
地図北緯32度38分23秒 東経130度13分28秒 / 北緯32.639639度 東経130.224556度 / 32.639639; 130.224556座標: 北緯32度38分23秒 東経130度13分28秒 / 北緯32.639639度 東経130.224556度 / 32.639639; 130.224556
過去の名称 白木野小学校
初等白木野小学校
簡易白木野小学校
白木野尋常小学校
南有馬町白木野国民学校
南有馬町立白木野小学校
国公私立の別 公立学校
設置者 南島原市
設立年月日 1875年(明治8年)4月
閉校年月日 2015年(平成27年)3月31日
共学・別学 男女共学
学期 3学期制
所在地 859-2413
長崎県南島原市南有馬町丙1796番地
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

南島原市立白木野小学校(みなみしまばらしりつ しろきのしょうがっこう)は、かつて長崎県南島原市南有馬町丙にあった公立小学校

2015年平成27年)3月末に閉校し、南島原市立南有馬小学校に統合された。

概要

[編集]
歴史
1875年明治8年)に開校。2010年平成22年)に創立135周年を迎えた。南島原市南有馬地区の小学校5校[1]の統合により、2015年(平成27年)3月末に閉校し、140年の歴史に幕を下ろした。
学校教育目標
「心豊かで、自ら進んで学び、たくましく生きる子どもの育成」
校章
1925年大正14年)に制定。花弁と校名「白」の文字を組み合わせたもの。
校歌
1939年昭和14年)に制定。作詞は川島亘、作曲は松尾始による。歌詞は3番まであり、校名は歌詞の中に登場しない。
校区
住所表記で南島原市南有馬町の後に「丙1~946番地、丙10007~5277番地、乙3264~3312、乙3363~3376番地、乙3387~3505番地、甲4195~4226番地、甲7808~甲7820番地、甲7825番地~7832番地」が続く地域。中学校区は南島原市立南有馬中学校[2]

沿革

[編集]
  • 1875年(明治8年)4月 - 白木野名畑田1806番地に「白木野小学校」が創設される。本多用(通称:角之進)が初代校長兼訓導を務める。当初の児童数は14名。
  • 1878年(明治11年)- 郡制の実施により、南高来郡の管轄となる。
  • 1881年(明治14年)- 教育令の施行により、初等科を設置の上「公立初等白木野小学校」に改称。
    • この年 - 暴風により校舎が倒壊したため、原河の川口宅馬・川口節男宅を借用して授業を継続する。
  • 1886年(明治19年)- 小学校令の施行により、簡易科(修業年限3年)を設置し「簡易白木野小学校」に改称。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、南有馬村立の小学校となる。
  • 1893年(明治26年)
    • 3月 - 尋常科(修業年限4年)を設置し「白木野尋常小学校」に改称。
    • 5月 - 校舎新築のため、民家と天満宮拝殿を借用して授業を継続。
    • 6月 - 校舎が完成し、移転を完了。
  • 1904年(明治37年)3月 - 現在地に第一校舎が完成。
  • 1908年(明治41年)4月 - 小学校令の改正により、義務教育年限が4年から6年に延長されたため、尋常科5年を新設。
  • 1909年(明治42年)4月 - 尋常科6年を新設。
  • 1912年(明治45年)6月 - 第二校舎を増築。
  • 1916年(大正5年)6月 - 白木野農業補習学校を併設。
  • 1918年(大正7年)4月 - 校地を拡張。
  • 1922年(大正11年)12月 - 地震の発生により、校舎に被害を受ける。
  • 1923年(大正12年)7月 - 校舎が復旧。
  • 1925年(大正14年)12月 - 創立50周年を記念して校旗(校章)を制定。
  • 1930年(昭和5年)
    • 3月 - 実習園として茶園を設置。
    • 10月 - 保護者会を創設。
  • 1934年(昭和9年)9月 - 白木野青年団の協力により校内に製茶工場を増設。
  • 1937年(昭和12年)
    • 3月 - 校舎が完成。
    • 4月 - 校門が完成。校庭に滑り台と低鉄棒を設置。
  • 1932年昭和7年)1月1日 - 南有馬村の町制施行に伴い、南有馬町立の小学校となる。
  • 1939年(昭和14年)5月 - 校歌を制定。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令の施行により、「南有馬町白木野国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める(初等科6年)。
  • 1944年(昭和19年)11月 - 奉安殿が完成。
  • 1946年(昭和21年)
    • 3月 - 奉安殿を撤去。
    • 6月 - 戦後の食糧難により、学校農園を開設し農作物を栽培。
  • 1947年(昭和22年)
    • 3月 - 製茶工場を移設。
    • 4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)により、国民学校初等科が改組され、「南有馬町立白木野小学校」となる。この時の児童数は268名。
  • 1951年(昭和26年)
    • 4月 - 青年社会学級を開設。
    • 9月 - 運動場を拡張。
  • 1953年(昭和28年)
    • 1月 - 校舎を改築。
    • この年 - 青年研修所が開設される。
  • 1954年(昭和29年)8月 - 電話が設置される。
  • 1955年(昭和30年)3月 - 水道工事が完了。
  • 1959年(昭和34年)3月 - 町内有線放送が開始。
  • 1962年(昭和37年)9月 - 製茶工場跡地に給食炊事場が完成し、ミルク給食を開始。
  • 1967年(昭和42年)
    • 1月17日 - 完全給食を開始。
    • 6月 - 運動場にアスレチック遊具が設置される。
  • 1975年(昭和50年)- 創立100周年記念式典を挙行。
  • 1979年(昭和54年)- 新校舎が完成。
  • 1984年(昭和59年)- 体育館が完成。
  • 2006年平成18年)3月31日 - 南島原市の発足に伴い、「南島原市立白木野小学校」に改称。
  • 2015年(平成27年)3月31日 - 南島原市立南有馬小学校への統合により閉校[3]

著名な出身者

[編集]

交通アクセス

[編集]
最寄りのバス停
最寄りの県道

周辺

[編集]
  • 北村西望記念館

参考資料

[編集]
  • 「南有馬町郷土誌」(1969年(昭和44年)11月5日発行, 南有馬町教育委員会)p.127 -
  • 「長崎新聞に見る長崎県戦後50年史(1945~1995)」(1995年(平成7年)8月9日発行, 長崎新聞社)「南有馬町」

脚注

[編集]
  1. ^ 南島原市立南有馬小学校南島原市立白木野小学校南島原市立吉川小学校南島原市立古園小学校南島原市立梅谷小学校の5校。
  2. ^ 小学校通学区域 - 南島原市教育委員会ウェブサイト
  3. ^ 南有馬ブロック小学校統合実施計画 - 南島原市ウェブサイト

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]