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南原充士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

南原 充士(なんばら じゅうし、1949年[1]2月7日 - )は、日本詩人茨城県生まれ[1]東京大学法学部卒業[1]日本詩人クラブ会員[1]。日本モーツァルト協会会員。のほか短歌俳句小説評論エッセイも発表している[2]

作品

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詩関係

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詩誌「太刀」「アレーテイア」「鰐組」「射撃祭」「SPACE」「洪水」「repure」「エウメニデスIII期」「詩素」「buoy」などに作品を発表。詩風としては、抒情詩叙事詩言葉遊びといったスタイルがある。

Ⅰ 詩集

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  • 詩集『散歩道』、グループ太刀、1976年1月
  • 詩集『レクイエム』、太刀書房、1978年10月
  • 詩集『エスの海』、亜鈴亭阿舎、1983年7月
  • 詩集『個体から類へ涙液をにじませるfocusのずらし方・ほか』、近代文芸社、2001年10月
  • 詩集『笑顔の法則』、思潮社、2005年12月
  • 詩集『花開くGENE』、洪水企画・草場書房、2008年11月
  • 詩集『タイムマシン幻想』、洪水企画・草場書房、2010年4月
  • 詩集『インサイド・アウト』、洪水企画・草場書房、2011年4月
  • 詩集『ゴシップ・フェンス』、洪水企画・草場書房、2012年4月
  • 詩集『にげかすもきど』(谷川俊太郎による帯文付き)、洪水企画・草場書房、2013年4月
  • 英和対照詩集『永遠の散歩者 A Permanent Stroller』、洪水企画・草場書房、2014年4月
  • 詩集『思い出せない日の翌日』、水仁舎、2015年4月
  • 詩集『時間論』、Kindle 版、2021年5月
  • 詩集『滅相』、Kindle版、 2022年1月
  • 詩集『レジリエンス』、思潮社、2022年7月
  • 詩集『遡及2022』、Kindle版、2022年12月

Ⅱ アンソロジー

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  • 日本現代詩選 第33集(2007年2月 日本詩人クラブ)に「アシスとガラテアの悲恋」掲載。
  • 日本現代詩選 第34集(2009年2月 日本詩人クラブ)に「フォー・ジュブナイル」掲載。
  • 日本現代詩選 第35集 (2011年2月 日本詩人クラブ)に「世間を渡ろう」掲載。
  • 日本現代詩選 第36集(2013年2月 日本詩人クラブ)に「パネル」掲載。
  • 日本現代詩選 第37集(2015年2月 日本詩人クラブ)に「海鳥のいる風景」掲載。
  • 日本現代詩選 第38集(2017年12月 日本詩人クラブ)に「ボタンの記憶」掲載
  • 『うろこアンソロジー合本 2014-2020』(2021年12月灰皿町、清水鱗造)に「海の故郷」「忘却の川」「夢」「小さな人形」「ホルスタインの町から」「猫」「コウノトリ」掲載。

Ⅲ 詩誌、イベント等

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  • エッセイ「モーツァルトのオペラ」発表(洪水零号 洪水企画 2007年1月30日)
  • エッセイ「詩について思うこと」発表(詩界No.251 日本詩人クラブ 2007年9月30日)
  • 書評 「谷川俊太郎詩集「私」」発表(洪水2号 洪水企画 2008年7月15日) 
  • エッセイ「現代詩手帖創刊50年祭に出席して」(現代詩手帖 2009年8月号)
  • 詩誌「repure9号」(2009年10月)に初参加(詩「カワスミダ」発表)
  • 書評 「原田道子詩集「曳舟」」発表(洪水5号 洪水企画 2010年1月)
  • 詩誌「repure10号」(2010年4月)に、詩「発掘隊」発表。
  • 詩「マトリョーシカ」掲載(洪水6号 洪水企画 2010年7月)
  • 小講演「外国語をかじる」(日本詩人クラブ例会 2010年7月)
  • 詩誌「repure11号」(2010年10月)に、詩「地学」発表。
  • 「repure展」に参加(葉月ホールハウス 2010年10月)
  • 世田谷三宿の画廊「Star Poets Gallery」において、天童大人プロデュース「詩人の聲」に初参加。(2010年11月9日)
  • 詩誌「repure12号」(2011年4月)に、詩「周期表」発表。
  • 詩誌「repure13号」(2011年10月)に、詩「てんこ盛り」発表。
  • 短歌総合誌「短歌現代」詩壇担当(2011年4月号から12月号まで連載)。
  • 書評「深澤紗織詩集「世界は点滅するモザイク模様のように」」発表(洪水9号、洪水企画、2012年1月)
  • 詩誌「repure14号」(2012年4月)に、詩「パルス」発表。
  • 詩誌「repure15号」(2012年10月)に、詩「歌」発表。
  • 書評「望月遊馬詩集「焼け跡」」発表(洪水11号、洪水企画、2013年1月)
  • 詩誌「repure16号」(2013年4月)に、詩「心の構造」発表。
  • 詩誌「repure17号」(2013年10月)に、詩「で、」発表。
  • 書評「日原正彦詩集「冬青空」」発表(洪水13号、洪水企画、2014年1月)
  • 詩誌「repure18号」(2014年4月)に、詩「滅相」発表。
  • 詩誌「repure19号」(2014年10月)に、詩「秋の日」発表。
  • 詩誌「repure20号」(2015年4月)に、詩「ホログラフィー」発表。
  • 詩誌「repure21号」(2015年10月)に、詩「その陰に」発表。
  • 詩誌「repure22号」(2016年4月)に、詩「お預け」発表。
  • 詩誌「エウメニデスIII期45号」(2014年6月)に、詩「思い出せない日の翌日」発表。
  • エッセイ「詩と詞について」発表(洪水14号、洪水企画、2014年7月)
  • 書評「海東セラ詩集「キャットウォーク」」発表(洪水16号、洪水企画、2015年7月)
  • 自由が丘の「カシュカシュダール」において、天童大人プロデュース「詩人の聲」に二回目の参加。(2016年4月28日)     
  • 『永遠の散歩者 A Permanent Stroller』を読む。
  • 「若い詩人たちへの質問」(望月遊馬篇)掲載(洪水18号、洪水企画、2016年7月)
  • 詩誌「repure23号」(2016年10月)に、詩「催眠術」発表。
  • 詩誌「詩素創刊号」(2016年11月)に、詩「輪廻」発表。
  • 「若い詩人たちへの質問」(疋田龍乃介篇)掲載(洪水19号、洪水企画、2016年12月)
  • 詩誌「repure24号」(2017年4月)に、詩「放物線」発表。
  • 詩誌「へにあすま52号」(2017年3月)に、『科学と詩のケミストリー』(吉田義昭詩集『空気の散歩』書評)、寄稿。
  • 詩誌「詩素2号」(2017年5月)に、詩「手紙」及び論考「詩の批評の方法およびその具体的適用」、発表。
  • 「若い詩人たちへの質問」(マーサ・ナカムラ篇)掲載(洪水20号、洪水企画、2017年7月)
  • 詩誌「repure25号」(2017年10月)に、詩「W」発表。
  • 詩誌「詩素3号」(2017年10月)に、詩「忘却」及び論考「翻訳の多義性」、発表。
  • 詩誌「repure26号」(2018年4月)に、詩「持ち歌」発表。
  • 詩誌「詩素4号」(2018年5月)に、詩「T」及び論考「文学のジャンル分けについて」、発表。
  • 詩誌「buoy」創刊号(2018年7月)に、詩「動物」および「顔」、発表。
  • 詩誌「repure27号」(2018年10月)に、詩「素粒子精神論」発表。
  • 詩誌「詩素5号」(2018年10月)に、詩「弔い」及び論考「シェークスピアのソネット」、発表。
  • 詩誌「repure28号」(2019年4月)に、詩「針」発表。
  • 詩誌「詩素6号」(2019年5月)に、詩「重力波」および論考「詩と科学」発表。
  • 詩誌「buoy2号」(2019年7月)に、詩「野球」および「出前」発表。
  • 詩誌「repure29号」(2019年10月)に、詩「ハンコ屋」発表。
  • 詩誌「詩素7号」(2019年11月)に、詩「大人の童話」および論考「詩における『私』について」発表。
  • 詩誌「repure30号」(2020年4月)に、詩「空虚」発表。
  • 詩誌「詩素8号」(2020年5月)に、詩「手をつなぐ」、谷川俊太郎詩集『普通の人々』書評および論考「ベートーヴェンのピアノソナタ」発表。
  • 詩誌「repure31号」(2020年10月)に、詩「シゾク」発表。
  • 詩誌「詩素9号」(202年11月)に、詩「夏の日は輝く」、論考「反骨精神について」発表。
  • 詩誌「repure32号」(2021年4 月)に、詩「シジミチョウ」発表。
  • 詩誌「詩素10 号」(2021年5月)に、詩「涅槃」発表、10号記念投稿詩選考委員長を務める。
  • 詩誌「repure33号」(2021年10月)に、詩「花火」発表。
  • 詩誌「詩素11号」(2021年11月)に、詩「エコー」、論考「夏目漱石『草枕』のことなど」、「『詩の推敲』についてー谷川俊太郎さんへの質問」発表。
  • 詩誌「repure34号」(2022年4月)に、詩「銭湯」発表。
  • 詩誌「詩素12号」(2022年5月)に、詩「犯罪」、論考「時間について」発表。
  • 詩誌「樹林2022年May)に、冨上芳秀詩集『言葉遊びの猟場』書評発表。
  • 詩誌「repure35号」(2022年9月)に、詩「みずうみ」発表。
  • 詩誌「詩素13号」(2022年11月)に、詩「ピーターパン」、論考「想像力について」発表。
  • 「現代詩手帖10 月号」(2022年9月)に、詩「わたし」発表。
  • 「現代詩手帖12月号=現代詩年鑑」(2022年11月)に、詩「末子」(詩集『レジリエンス』から)掲載。

Ⅳ 翻訳詩

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 ディラン・トマス小詩集(南原充士訳)、ブログ『きままな詩歌と小説の森』に掲載(2016年)
 シェークスピアのソネット集(南原充士訳)(同上)(2018年~2023年)

小説関係

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小説として、以下の作品が発表されている。

  • 電子書籍『エメラルドの海』(Kindle版)(Amazon)(2015年10月)
  • 電子書籍『転生』(BCCKS)(2015年10月)
  • 電子書籍『恋は影法師』(Kindle版)(Amazon)(2015年11月)
  • 電子書籍『メコンの虹』(Kindle版)(Amazon)(2015年12月)
  • 電子書籍『白い幻想』(Kindle版)(Amazon)(2016年5月)
  • 電子書籍『血のカルナヴァル』(Kindle版)(Amazon)(2017年5月)
  • 電子書籍『カンダハルの星』(Kindle版)(Amazon)(2018年4月)
  • 電子書籍『喜望峰』(Kindle版)(Amazon)(2020年8月)

主な書評

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南原充士の既刊詩集に対する書評の主なものは下記の通り。

  • 南原充士詩集「笑顔の法則」を読む(鈴木志郎康)
  • 「洪水3号」吉田義昭評 南原充士詩集「花開くGENE」(洪水企画、2009年1月1日)
  • 「洪水6号」瀬崎 祐評 南原充士詩集「タイムマシン幻想」(洪水企画、2010年7月1日)
  • 「洪水8号」文月悠光評 南原充士詩集「インサイド・アウト」(洪水企画、2011年7月1日)
  • 「洪水10号」南川優子評 南原充士詩集「ゴシップ・フェンス」(洪水企画、2012年7月1日)
  • 「洪水12号」疋田龍乃介評、南原充士詩集「にげかすもきど」(洪水企画、2013年7月1日)
  • 「洪水14号」有働 薫評、南原充士詩集「永遠の散歩者 A Permanent Stroller」(洪水企画、2014年7月1日)
  • 「洪水18号」神品芳夫評、「南原充士論」(洪水企画、2016年7月1日)
  • 毎日新聞「詩の遠景近景」(城戸朱理評)、南原充士詩集『思い出せない日の翌日』(2015年8月25日夕刊)
  • 岩田英哉ブログ「詩文楽」、「南原充士詩集『思い出せない日の翌日』を読む」(2015年4月30日)
  • 現代詩手帖詩書月評(秋亜綺羅評)、南原充士詩集『思い出せない日の翌日』(2015年7月号)
  • 「詩素12号」池田康評「詩集を読む」。南原充士詩集『滅相』(洪水企画、2022年5月1日)
  • 「詩遊」(No.75 2022 Summer)、「詩についてのメモ 26」(冨上芳秀)で、南原充士詩集『レジリエンス』評。

脚注

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  1. ^ a b c d Amazon.co.jp: 南原充士:作品一覧、著者略歴
  2. ^ 詩集『笑顔の法則』、思潮社、2005年12月、詩集『花開くGENE』、洪水企画、2008年10月、詩集『タイムマシン幻想』、洪水企画、2010年4月、詩集『インサイド・アウト』、洪水企画、2011年4月、詩集『ゴシップ・フェンス』、洪水企画、2012年4月、詩集『にげかすもきど』、洪水企画、2013年4月、詩集『永遠の散歩者A Permanent Stroller』、洪水企画、2014年4月、詩集『思い出せない日の翌日』、水仁舎、2015年4月、詩集『レジリエンス』、思潮社、2022年7月、に記載された略歴による

外部リンク

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