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半透明勤務 薄井さん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
半透明勤務 薄井さん
ジャンル 4コマ漫画
漫画
作者 来瀬ナオ
出版社 芳文社
掲載誌 まんがタイムジャンボ
レーベル まんがタイムコミックス
発表号 2011年2月号 - 2013年4月号
巻数 既刊1巻
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半透明勤務 薄井さん』(はんとうめいきんむ うすいさん)は、来瀬ナオによる日本4コマ漫画作品。芳文社の月刊漫画雑誌『まんがタイムジャンボ2011年2月号より2013年4月号まで連載。

概要

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新社会人の麻生紅が入社した会社の先輩社員・薄井ましろは、既にこの世を去った幽霊OLだった。幽霊ならではの不思議な性質に戸惑いつつも、薄井に励まされ奮闘する麻生たちの日々を描く。

登場人物

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麻生 紅(あそう くれない)
物語冒頭でとある会社に入社した、新社会人の女性。濃い茶髪のセミロングヘアーをバレッタでまとめている。
明るく快活で、仕事にも積極的な性格。薄井から先輩として励まされ奮闘する一方、彼女の言動もまた薄井を勇気づけている。
手先は不器用であり、お菓子を作るとまず人には見せられない形状になる。
祖母とは仲がよく、前述のバレッタも祖母から貰ったものである[1]
薄井 ましろ(うすい ましろ)
麻生の先輩社員。既に亡くなっているが、幽霊として会社に勤めている。地縛霊のような存在であるようで、会社から外に出ることはできない。
生前は病弱であり顔色にも生気がなかったが、その体から解放された現在では明るく元気に振舞い、職場のムードメーカーとなっている。
幽霊ではあるがほぼ全ての人が視認でき、現世の物に普通に干渉できるなど、ごく普通に暮らしている。一方で、写真に姿が写らなかったり[2]、電話やメールと干渉して障害を引き起こす[3]など謎も多い。ものを食べたり服を着替えたりすることはできないが、「お供え」してもらうことで受け取ることは可能らしい[4]
佐々江 瑠璃、琥珀(ささえ るり、こはく)
麻生の先輩社員である双子の姉弟。お揃いの眼鏡とスーツを着ている。
2人とも普段は真面目に仕事をしているが、たまに悪戯好きの一面を覗かせることがある。
社長
麻生たちが勤める会社の社長。めったに人前に出て来ず、(生きている人物であるが)「幽霊社長」と呼ばれている。
珍しく薄井のことを視認できない人物である[5]が、社員たちに信頼を置いているため彼らの言う(幽霊としての)薄井の存在も信じており[6]、彼女が来たと知ると積極的に会話しようとする。
見かけによらず仕事の腕前は確かであり、麻生が新商品をプレゼンしたときはすぐに売れないと見抜いた。
もずく
麻生らの会社で飼われているオスの猫。主に薄井が世話をしている。
とろろ
もずくと仲の良い幽霊猫。その姿は薄井ともずくにしか視認できない。

単行本

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脚注

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  1. ^ 1巻 19頁
  2. ^ 1巻 15-18頁 ただし、麻生の祖母には見えていた。
  3. ^ 1巻 40-41頁
  4. ^ 1巻 4頁 49頁 など
  5. ^ 1巻 76頁
  6. ^ 1巻 79頁
  7. ^ 2巻は発売されないことが作者ブログにて語られている。 - せなかでそだつ(作者ブログ 2013年3月1日分記載)