千葉市都立高校教諭強盗殺人事件
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千葉市都立高校教諭強盗殺人事件 | |
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場所 | 千葉県千葉市若葉区みつわ台の住宅 |
日付 | 1997年(平成9年)2月8日 |
死亡者 | 1 |
犯人 | 不明 |
容疑 | 強盗殺人 |
管轄 | 千葉県警察千葉東警察署 |
千葉市都立高校教諭強盗殺人事件(ちばしとりつこうこうきょうゆごうとうさつじんじけん)とは1997年(平成9年)2月に千葉県千葉市で発生した強盗殺人事件[1][2][3]。犯人は逮捕されておらず、現在も未解決事件となっている。
2007年(平成19年)5月1日、捜査特別報奨金制度対象事件に指定された。
概要
[編集]1997年(平成9年)2月8日午後8時50分頃、千葉市若葉区みつわ台の自宅の庭先で東京都立小岩高等学校に勤める男性教諭(当時60歳)がジャージ姿で胸部を刺され、うつぶせになって倒れて死亡しているのを帰宅した妻(当時57歳)が発見した[2][4]。自宅の1階と2階には物色したような跡があったため、千葉東警察署は強盗殺人事件と断定した[5]。事件当日は休日で、被害者が一人で自宅にいたところへ空き巣に入られ、物色中の犯人に襲われて胸部を包丁で突き刺されて殺害されたものと見られている[6][7]。現場周辺は毎年空き巣被害が多発しており、空き巣による居直り強盗の可能性も視野に入れて捜査をしている[6]。
遺体には胸部に刺された痕があり、近くには犯行に使用された包丁が落ちていた[8]。被害者は、事件の1か月後に生徒の卒業とともに自身も定年退職を控えていた中での惨劇であった[6][9]。
その後、2007年(平成19年)5月1日に第1回捜査特別報奨金制度の対象となった[10]。
2008年(平成20年)5月31日に第1回捜査特別報奨金制度の適用期限が切れたため、妻や長女ら遺族が私的懸賞金300万円をかけて情報提供を呼びかけている[11][12]。
犯人の特徴
[編集]下記は、警察の手配書に書かれている犯人の特徴である[2]。
- 年齢 … 20歳〜35歳くらい
- 身長 … 170センチ程度
- 顔の特徴 … 丸顔、色白、頬がしもぶくれの感じ
- 服装 … 黒色帽子、黒色トレーナー上下
脚注
[編集]- ^ 「都立高校の教諭、殺される-千葉の自宅で」『毎日新聞』2008年5月26日。オリジナルの2008年10月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “千葉・高校教諭殺害から20年 遺族「数字の区切りは家族にとって何の意味もない」 無念と望み胸に解決望む(1/3ページ)”. 産経ニュース. 産経新聞社 (2017年2月8日). 2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
- ^ “「これ以上苦しめないで」 情報求めビラ4千枚 千葉市若葉区教諭殺害事件”. 千葉日報 (2014年2月2日). 2014年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月14日閲覧。
- ^ 『読売新聞』1997年2月9日 全国版 東京朝刊 社会39頁「都立高教諭殺される? 自宅庭で/千葉・若葉」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』1997年2月10日 全国版 東京夕刊 夕社会23頁「都立高教諭変死事件 強盗殺人と断定/千葉東署」(読売新聞東京本社)
- ^ a b c 『朝日新聞』1997年2月11日 朝刊 千葉0頁「空き巣居直りの線も 千葉市の高校教諭強盗殺人事件 /千葉」(朝日新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2000年2月11日 千葉 東京朝刊 京葉28頁「千葉・若葉区の教師強殺から3年 妻「月日たっても、絶対忘れぬ・・・」=千葉」(読売新聞東京本社)
- ^ 『朝日新聞』1997年2月10日 夕刊 1社15頁「高校教諭、定年退職を目前に殺される 自宅室内は物色 千葉・若葉区」(朝日新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2005年2月9日 全国版 東京夕刊 夕2社14頁「[交差点]被害者の妻」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2007年5月1日 全国版 東京朝刊 社会27頁「公費懸賞金スタート 「事件思い出して」遺族、切々 情報提供に期待」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2008年6月2日 千葉 東京朝刊 京葉25頁「千葉の教諭刺殺、妻が懸賞金 公費制度期限切れで 情報求めビラ配る=千葉」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2015年2月10日 千葉 東京朝刊 京葉33頁「千葉の強盗殺人で情報提供呼びかけ=千葉」(読売新聞東京本社)