北野進
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北野 進(きたの すすむ、1930年-)[1]は、日本の産業考古学者、技術史研究家、赤十字史研究家。専攻は産業考古学。
経歴
[編集]1930年、長野県に生まれる。 旧制・長野県立屋代中学(現・屋代高校)を経て、1951年、東京工業専門学校(現・千葉大学工学部)機械科卒業。1958年以来、長野県の高校に勤務、池田工業高校長を経て岩村田高校長を最後に1991年3月末退職[1]。長年の研究と著述を継続、技術史研究家、赤十字史研究家。2018年、瑞宝小綬章を受章[1]。
拾ヶ堰、和時計、ガラ紡機、電気製鋼、水力発電など、安曇野地域の近代化遺産について取材・調査を行い、江戸時代から明治、大正、昭和時代(敗戦まで)の技術文化への研究を通して、日本全体の技術史を研究している[1]。
著書
[編集]単著
[編集]- 「大給恒と赤十字 (銀河グラフィック選書)」 出版社:銀河書房 1991年
- 「安曇野と拾ケ堰 中島輪兵衛の記録」 出版社:企画・出版安曇野 1993年
- 「臥雲辰致とガラ紡機 発明の文化遺産 和紡糸・和布の謎を探る (産業考古学シリーズ)」出版社:アグネ技術センター 1994年
- 「安曇と碌山 鋳金真髄・山本安曇 増補」 出版社:出版・安曇野 1998年
- 「碌山芸術を支えた安曇」 出版社:出版・安曇野 2001年
- 「赤十字のふるさと ジュネーブ条約をめぐって」 出版社:雄山閣 2003年
- 「信州独創の軌跡 企業と人と技術文化」 出版社:信濃毎日新聞社 2003年
- 「安曇野の近代化遺産 技術史再考」 出版社:近代文芸社 2007年
- 「碌山と安曇の周辺 美術史の残照」 出版社:近代文藝社 2009年
- 「臥雲辰致とガラ紡機 発明の文化遺産 和紡糸・和布の謎を探る 増補」 出版社:アグネ技術センター 2018年[「臥雲辰致を支えた人々」を加えた増補版]
- 「安曇野の産業遺産 技術史展望 出版社:アグネ技術センター」 2019年〔「安曇野の近代化遺産」(近代文藝社 2007年刊)の改題,加筆〕[2]
共著
[編集]- 「利根川 人と技術文化」 出版社:雄山閣出版 1999年
- 「信州の人と鉄」 出版社:信濃毎日新聞社 1996年
- 「講座・日本技術の社会史 別巻 1~別巻 2」 永原慶二 [ほか] 編 日本評論社 [3]
脚注
[編集]- ^ a b c d 安曇野の産業遺産 技術史展望 出版社:アグネ技術センター 2019年参照
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1140282266650109440
- ^ http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/140292.html