北野佐久子
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北野 佐久子(きたの さくこ、1959年 - )は、ハーブ研究家、お菓子研究家、児童文学研究家。英国ハーブソサエティー終身会員。ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。今田美奈子ムースの会(師範資格者の会)会員[1]。
経歴
[編集]東京に生まれる。立教大学文学部英米文学科を卒業[2]。在学中からハーブに興味をもち、日本人としては初の英国ハーブソサエティー会員となる。1984年4月からイギリスのハーブ園にホームステイし、ハーブガーデン巡りやハーブに関する文献の収集・研究などを行う。1985年に帰国、『香りの魔法』『ハーブの事典』などを出版。その後結婚と同時に渡英し、ウィンブルドンで4年間過ごしたあと、一女の母となって帰国。出版や講座・講演を通じて、ハーブ、お菓子、児童文学などを中心としたイギリス文化の紹介をしている。
著書
[編集]- 『香りの魔法:暮らしに生かすハーブ』(北泉社、1986.5)
- 『ハーブの事典』(北野佐久子編、東京堂出版、1987.7)
- 『ハーブの伝説』(写真:岸本淳、イマジン、1988.3)
- 『ハーブのプランター・鉢づくり:手づくりのハーブを食卓に 』(津久田一正との共著、文化出版局、1989.8)
- 『イギリスのお菓子:Traditional Homemade Sweets in England』(CBS・ソニー出版、1989.12)
- 『ハーブ歳時記』(東京堂出版、1990.6)
- 『ハーブ四季暦』(東京堂出版、1990.10)
- 『イギリス料理を召しあがれ : A book of British cooking & recipes』(CBS・ソニー出版、1990.11)
- 『イギリスのお菓子 II:British Cakes & Biscuits in Countryside』(ソニー・マガジンズ、1995.2)
- 『アガサ・クリスティーの食卓』(婦人画報社、1998.8)
- 『季節を楽しむイギリスのお菓子』(文化出版局、1998.11)
- 『だから、イギリスが好き:ハーブ、庭、お菓子、アンティーク、おもてなし』(JTB、1999.12)
- 『イギリスのお菓子:楽しいティータイムめぐり』(集英社be文庫、2004.1)
- 『基本ハーブの事典』(東京堂出版、2005.12)『ハーブの事典』(1987)の改訂版
- 『美しいイギリスの田舎を歩く! 』(集英社be文庫、2007.1)
- 『物語や絵本のお菓子:ティータイムレシピ』(集英社、2009.1)
- 『ハーブ祝祭暦:暮らしを彩る四季のハーバル』(教文館、2010.5)『ハーブ歳時記』(1990)の改訂版
- 『幸福なイギリスの田舎暮らしをたずねて』(集英社、2012.5)
- 『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅:ピーターラビットの故郷をめぐって』(大修館書店、2013.4)
- 『物語のティータイム:お菓子と暮らしとイギリス児童文学』(岩波書店、2017.7)
- 『イギリスのお菓子とごちそう:アガサ・クリスティーの食卓』(二見書房、2019.4)『アガサ・クリスティーの食卓』(1998)の改訂版
- 『イギリスのお菓子と暮らし』(二見書房、2019.9)
翻訳書
[編集]- 『ピーターラビットのたのしい料理』(ビアトリクス・ポター画、フレデリックウォーン社編、福音館書店、1993.7)
- 『ピーターラビットの自然観察』(ビアトリクス・ポター画、フレデリックウォーン社編、福音館書店、1993.7)
- 『ピーターラビットの庭しごと』(ビアトリクス・ポター画、ジェニー・ウォルターズ文、ローワン・クリフォード作図、福音館書店、1993.7)
- 『秘密の花園クックブック』(エイミー・コトラー、プルーデンス・シー著、東洋書林、2007.12)
脚注
[編集]- ^ https://sakuko-f.wixsite.com/sakuko/profile
- ^ 大学では吉田新一の指導を受け、「児童文学における食べ物」をテーマに卒論を書く。