コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

北海道旅客鉄道社員研修センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北海道旅客鉄道社員研修センター
JR北海道社員研修センター[1]
情報
施工 清水建設[2]
建築主 北海道旅客鉄道(JR北海道)
構造形式 鉄骨鉄筋コンクリート造[2]
敷地面積 12,193 m² [1]
建築面積 6,551 m² [1]
延床面積 17,734 m² [1]
階数 研修棟、実習棟3階
宿泊棟7階
着工 2015年(平成27年)7月
竣工 2016年(平成28年)11月
開館開所 2017年(平成29年)1月4日
所在地 006-0831
北海道札幌市手稲区曙1条3丁目1-10
座標 北緯43度7分50.538秒 東経141度13分13.129秒 / 北緯43.13070500度 東経141.22031361度 / 43.13070500; 141.22031361 (北海道旅客鉄道社員研修センター)座標: 北緯43度7分50.538秒 東経141度13分13.129秒 / 北緯43.13070500度 東経141.22031361度 / 43.13070500; 141.22031361 (北海道旅客鉄道社員研修センター)
テンプレートを表示

北海道旅客鉄道社員研修センター(ほっかいどうりょかくてつどうしゃいんけんしゅうセンター)は北海道札幌市手稲区にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の研修機関である[1][3]

札幌市手稲区、函館線稲穂駅から約370メートル離れた位置に整備し、地上7階建ての宿泊棟や研修棟など3つの建物で構成される[4]

かつては苗穂駅付近にあったが、施設の老朽化および札幌市が進める苗穂駅周辺の開発事業に該当地域が支障するため手稲地区への移転となり、2017年に運用開始となった[4]

施設の概要

[編集]

研修センターはおもに地上3階建ての研修棟と実習棟および地上7階建ての宿泊棟の3つの建物で構成され、敷地面積は約1万2,000平方メートルである[5]

実習棟には安全研修館が開設され、JR北海道で過去に発生した3つの重大事故である石勝線特急列車脱線火災事故函館本線特急列車出火事故および函館本線大沼駅貨物列車脱線事故に関する部品や事故車両を展示し、事故の背景と教訓、対策などを学ぶ場としている[5][6]

その他、運転シミュレータを配備した「総合訓練室」、クレーンを使用した玉掛け技能実習ができる「技能実習室」、踏切や信号機器などの設備メンテナンスを学ぶ「運転訓練室」、マルス端末や自動改札機などを設置した「接客実習室」などが設けられている[5]

また、宿泊棟には394名が宿泊可能となっている[5]

敷地内には全長697mの実習線も整備され、単線複線線路分岐器、駅ホームなどを設け、実際の現場に即した異常時運転取り扱いの訓練に使用される[5]

沿革

[編集]
  • 2015年(平成27年)7月13日 - 着工[1]
  • 2016年(平成28年)11月30日 - 竣工[1]
  • 2017年(平成29年)1月4日 - 建物の一部の使用開始[1]
  • 2017年(平成29年)4月 - 実習線使用開始[1]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i 社員研修センターの移転について” (PDF). JR北海道 (2017年1月12日). 2024年4月26日閲覧。
  2. ^ a b JR北海道 社員研修センター”. 清水建設. 2024年4月26日閲覧。
  3. ^ JR北海道:研修施設公開 過去に学ぼうと事故車両も展示”. 毎日動画. 毎日新聞 (2017年9月4日). 2024年4月26日閲覧。
  4. ^ a b JR北海道、2月に新研修センター 86億円投資”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社 (2017年1月13日). 2024年4月26日閲覧。
  5. ^ a b c d e JR北海道、社員研修センターに「安全研修館」開設 - 重大事故の現物を展示”. マイナビニュース. マイナビ (2017年1月14日). 2024年4月26日閲覧。
  6. ^ JR北海道が社員研修センターを公開 石勝線事故車両など展示”. 十勝毎日新聞. 十勝毎日新聞社 (2017年9月5日). 2024年4月26日閲覧。

関連項目

[編集]