北川善太郎
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人物情報 | |
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生誕 |
1932年4月5日 日本 |
死没 |
2013年1月25日(80歳没) 胆管がん |
出身校 |
京都大学法学部 京都大学大学院法学研究科 |
学問 | |
活動地域 |
日本 ドイツ アメリカ合衆国 |
研究分野 |
民法 知的財産法 |
研究機関 | |
学位 | 法学博士(京都大学、1962年)(博士論文「契約責任の構造」) |
主な業績 | |
学会 | 日本私法学会 |
主な受賞歴 |
北川 善太郎(きたがわ ぜんたろう、1932年4月5日 - 2013年1月25日)は、日本の法学者。専門は民法。学位は、法学博士(京都大学・1962年)。京都大学名誉教授。1995年紫綬褒章受章[1]。文化庁長官の諮問機関、著作権審議会会長なども務めた[2]。京都府出身。弟子に潮見佳男、山本敬三など。
経歴
[編集]- 1951年 - 京都大学理学部入学
- 1956年 - 京都大学法学部卒業、司法試験第二次試験合格
- 1961年 - 京都大学大学院法学研究科博士課程修了、京都大学法学部助手
- 1962年 - 京都大学法学博士(博士論文「契約責任の構造」)、京都大学法学部助教授
- 1963年 - ミュンヘン大学留学(1966年まで)
- 1969年 - ワシントン大学[要曖昧さ回避]ロースクール客員教授
- 1970年 - 京都大学法学部教授 (1996年まで)
- 1973年 - ハーバード大学ロースクール客員教授
- 1974年 - ミュンヘン大学客員教授
- 1981年
- 京都大学学生部長(1982年まで)
- 財団法人比較法研究センター理事長(2005年まで)
- 1986年 - マールブルク大学名誉法学博士
- 1989年 - 京都大学法学部長・法学研究科長(1991年まで)
- 1996年 - 京大定年退官、名城大学法学部教授(2006年まで)、財団法人国際高等研究所副所長(2009年まで)
- 2003年 - 特定非営利活動法人コピーマート研究所理事長
- 2009年 - 大阪工業大学大学院知的財産研究科客員教授、京都産業大学大学院法務研究科客員教授
- 2013年 - 1月25日、胆管がんにより死去[3]。80歳歿。
受賞歴
[編集]- 1984年 - フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞
- 1992年 - ドイツ連邦共和国一等功労十字章
- 1995年 - 紫綬褒章
- 1997年 - オイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞
単独著作
[編集]- 『契約責任の研究』(有斐閣、1963年)
- 『日本法学の歴史と理論』(日本評論社、1968年)
- 『Rezeption und Fortbildung des europaeischen Zivilrechts in Japan』(Alfred Metzner Verlag,1970)
- 『現代契約法I・II』(商事法務研究会,1973年-1976年)
- 『消費者法のシステム』(岩波書店,1980年)
- 『民法の理論と体系』(一粒社,1987年)
- 『レクチャー民法入門』(有斐閣,1988年)
- 『技術革新と知的財産法制』(有斐閣,1992年)
- 『民法総則(民法講要I)』(有斐閣、1993年)
- 『物権(民法講要II)』(有斐閣、1993年)
- 『債権総論(民法講要III)』(有斐閣、1993年)
- 『債権各論(民法講要IV)』(有斐閣、1993年)
- 『親族・相続(民法講要Ⅴ)』(有斐閣、2001年、第2版)
- 『近未来の法モデル―近未来から現代を考える』(高等研選書:5,国際高等研究所 1999年)
- 『情報社会における著作権とビジネス』(高等研選書:11,国際高等研究所 2001年)
- 『産学連携高等研モデル』(高等研報告書;0205,国際高等研究所 2002年)
- 『コピーマート:そのもたらしたもの・もたらしうるもの』(高等研報告書;0323,国際高等研究所 2003年)
- 『コピーマート:情報社会の法基盤』(有斐閣,2003年)
- 『近未来の法モデルと法情報』(高等研報告書;0904,国際高等研究所 2009年)
共同著作および編纂
[編集]- 『Doing Business in Japan』10 Vols. (General Author) (Matthew Bender,1980-to date)
- 『Computer im Dienst der Gesellschaft?: Bericht über das deutsch-japanische Symposium am 22. und 23. Oktober 1982 in Osaka, veranstaltet vom Goethe-Institut Osaka』(Carl Heymanns,1984)
- 『Staat und Unternehmen aus der Sicht des Rechts』(Mohr Siebeck,1994)
- 『Japan: Economic Success and Legal System』(De Gruyter,1996)
- 『Zwischen Kontinuität und Fremdbestimmung』(Mohr Siebeck,1996)
- 『Das Recht vor der Herausforderung eines neuen Jahrhunderts』(Mohr Siebeck,1998)
- 『Regulierung - Deregulierung - Liberalisierung: Tendenzen der Rechtsentwicklung in Deutschland und Japan zur Jahrhundertwende』(Mohr Siebeck,2001)
- 『Festschrift für Apostolos Georgiades』(C.H.Beck,2006)
- 『Das Recht vor den Herausforderungen neuer Technologien: Deutsch-japanisches Symposium in Tübingen vom 12. bis 18. Juli 2004』(Mohr Siebeck,2006)
- 『The Identity of German and Japanese Civil Law in Comparative Perspectives; Die Identität des deutschen und des japanisch』(De Gruyter,2007)
- 『Markt und Staat in einer globalisierten Wirtschaft: Japanisch-deutsches Symposium in Kyoto vom 18. bis 20. September 2008 』(Mohr Siebeck,2010)
出典
[編集]- ^ 北川善太郎 法学研究科教授 民法学 | 紫綬褒章 — 京都大学
- ^ 京大名誉教授 北川善太郎氏死去 - 産経ニュース
- ^ 京大名誉教授 北川善太郎氏死去 産経ニュース 2018年3月9日閲覧