北川内駅
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北川内駅 | |
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旧北川内隧道(2008年2月) | |
きたかわち Kita-Kawachi | |
◄山内 (3.5 km) (4.5 km) 黒木► | |
所在地 | 福岡県八女郡上陽町大字北川内 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 矢部線 |
キロ程 | 15.2 km(羽犬塚起点) |
電報略号 | キタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
180人/日(降車客含まず) -1981年度- |
開業年月日 | 1945年(昭和20年)12月26日[1] |
廃止年月日 | 1985年(昭和60年)4月1日[1] |
備考 |
北川内駅(きたかわちえき)は、かつて福岡県八女郡上陽町大字北川内(現・八女市上陽町北川内)に置かれていた、日本国有鉄道(国鉄)矢部線の駅(廃駅)である。
矢部線の開通とともに開業した駅で、上陽町の中心地区の西端部にあり、同町唯一の駅であった。矢部線の廃止に伴い、1985年(昭和60年)4月1日に廃駅となった[1]。
歴史
[編集]- 1945年(昭和20年)12月26日:矢部線の全線開通と同時に、一般駅として開業[1]。名前の由来は、開業時の地名である北川内村に因む[2]。
- 1962年(昭和37年)4月1日:業務委託駅となる(日本交通観光社に委託)[3]。
- 1971年(昭和46年)2月20日:貨物および荷物の取り扱い廃止[4]。無人駅となる[5]。
- 1985年(昭和60年)4月1日:矢部線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅構造
[編集]廃止時は、1面1線の単式ホームを有していた。駅舎は無くホーム上に待合所があったが、無人化後は板壁が剥がされるなど荒らされていた[2]。
駅周辺
[編集]路線バス開通までは上陽町唯一の交通拠点[2]で、上陽町の中心街だった。現在も市役所支所や銀行の出張所などがある。
- 上陽町役場(現・八女市役所上陽支所)
- 上陽町立図書館(現・八女市立図書館上陽分館)
- 上陽郵便局
- 北川内公園(北東1.0 km) - 大伴部博麻の碑がある。当駅の駅前広場にも、「大伴部博麻出身の地」と記された標柱が建てられていた。
- 上陽町立上陽中学校(現・八女市立上陽北汭学園)
現状
[編集]駅跡地には、八女市地域福祉センター上陽支所が設置されている。また、当駅の東側で路線は大きく右折し南下した[2]が、旧北川内隧道の入口が残されている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、700頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 夕刊フクニチ新聞社・編『福岡駅風土記』 1974年 葦書房 P.160-161
- ^ 「西部支社一四駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1962年4月1日、1面。
- ^ “日本国有鉄道公示第53号”. 官報. (1971年2月18日)
- ^ 「通報 ●鹿児島本線西牟田駅ほか3駅、矢部線上妻駅ほか2駅、湯前線肥後西村駅ほか1駅及び高森線長陽駅ほか3駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年2月18日、4面。
参考文献
[編集]- 『国鉄全線各駅停車10 九州720駅』(小学館、1983年)