勝川春泉
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勝川 春泉(かつかわ しゅんせん、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]勝川春章の門人。俗名不明、作画期は天明後期から寛政前期にかけてとされ、細判の役者絵10数点と黄表紙などの版本挿絵を描いている。
作品
[編集]- 『いろは歌』 ※安永9年(1780年)刊行
- 『高松政道譚』 黄表紙 ※海水作、天明9年(1789年)刊行
- 『大千世界変人蔵』 咄本 ※三橋喜三二作、寛政元年(1789年)刊行
- 『新作徳盛咄』 黄表紙 ※ホコ長作、寛政2年刊行
- 「五代目市川團十郎の暫」 細判錦絵
- 「松本幸四郎」 細判錦絵
- 「瀬川菊之丞」 細判錦絵
- 「嵐龍蔵」 細判錦絵
- 「尾上松助」 細判錦絵
- 「四代目岩井半四郎と五代目市川團十郎」 細判錦絵2枚続
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※56頁
- 市古貞次ほか編 『国書人名辞典』(第一巻) 岩波書店、1996年 ※472頁