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勝呂神社古墳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
勝呂神社古墳
古墳上に建つ勝呂神社
所在地 埼玉県坂戸市大字石井226
形状 円墳
規模 直径50メートル、高さ4.2メートル
出土品 緑泥片岩の板3枚
特記事項 墳頂に勝呂神社あり
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勝呂神社古墳(すぐろじんじゃこふん)は、埼玉県坂戸市の勝呂古墳群内にある古墳である。勝呂1号墳と編号されている[1]

墳頂に勝呂神社が建立されている。直径50メートル、高さ4.2メートルとする資料が多い[2]が、2016年から2018年にかけての調査では墳経41.3メートルとされている[3]。平成11年に周溝の発掘調査が行われた。神社の境内には緑泥片岩の板3枚があるが、2枚はこの古墳から出土したものと伝えられる。

勝呂神社の由緒[4]には1500年前(6世紀初頭)に建渟河別命が埋葬されたとあり、祭神も建渟河別命である。考古学的調査[3]からは7世紀前半の築造と推定され、被葬者については近隣の勝呂廃寺の創建に関わった氏族という可能性が示唆されている。

勝呂神社本殿脇に露出する古墳の主墳部
西側面から見た勝呂神社(勝呂1号墳)

出典

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  1. ^ 坂戸市教育委員会 編『坂戸市史 古代史料編』坂戸市、1992年3月。doi:10.11501/9644632 
  2. ^ 金井塚, 良一「入間地方の前方後円墳--北武蔵の前方後円墳の研究(2)」『研究紀要(2)』、埼玉県立歴史資料館、1980年3月、131-152頁、doi:10.11501/7952159 
  3. ^ a b 酒井, 清治 (2019年6月21日). “東国における初期仏教文化の導入と展開” (pdf). 科学研究費助成事業データベース. 2024年3月30日閲覧。
  4. ^ 勝呂神社. “古墳について”. 2024年3月30日閲覧。

参考文献

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  • 塩野博 『埼玉の古墳 北足立・入間』 さきたま出版会、2004年

関連項目

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座標: 北緯35度58分32.1秒 東経139度25分25.5秒 / 北緯35.975583度 東経139.423750度 / 35.975583; 139.423750