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勘八峡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
勘八峡
1912年頃の勘八峡。同年から昭和初期までの期間、鵜飼いが行われたり屋形船が出たりして賑わった[1]
国道153号飯田街道)より撮影した恵那山

勘八峡(かんぱちきょう)は、愛知県豊田市にある峡谷

概要

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矢作川の中流、平戸橋から越戸ダムに至る2kmの渓谷で、花崗岩の岩盤が浸食されて形成された。越戸ダムが建設される以前はもっと距離が長く、一帯に奇岩、怪石が連続する奇勝として名高く、江戸時代から観光客を相手にしたの往来があったといわれる。

大正時代から昭和時代初期にかけては鵜飼い遊覧船が行き交い、急流下りなどが行われていた。1927年昭和2年)に新愛知新聞愛知新十名所の第6位に選出された。

こうした風景も、1929年(昭和4年)に越戸発電所が完成後には消えてしまった。現在はダム湖畔にはが植樹されており、花見の名所としても名高い。ダムカヌーボートのメッカとして賑わいを見せるが、峡谷を流れる水量はダムによって制限されるために涸渇気味であり、谷を訪れる人は少なくなっている。

なお、ダム湖沿いにある国道153号飯田街道)の駐車スペースの下流側から、晴れて空気の澄んだ日には、恵那山が見える。

交通アクセス

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公共交通機関
自動車

脚注

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  1. ^ 『保存版 ふるさと豊田』郷土出版社、2010年3月10日。

関連項目

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