利用者:Yuminerva/sandbox
さんのうぎんのすけ 山納銀之輔 | |
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生誕 |
1971年3月20日 栃木県 |
居住 | 沖縄県石垣市 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 自然素材建築/シックハウス・アレルギーを起こさない自然素材建築の研究 |
主な業績 |
♦︎エコビレッジ作り… スペイン/プリエゴ・デ・コルドバ、 タイ/チェンマイ、 ミャンマー、 タンザニア ♦︎レインボーピープル育成活動 ♦︎フリースクール講師…学校に行きにくい子ども達への野外授業 ♦︎自然建築…宮城県/気仙沼にてマコモストローベイルを使った自然素材建築での龍宮城作り |
主な受賞歴 |
♦︎1999年「関東通算局関内商工会連合青年主張発表大会」最優秀賞受賞 ♦︎2007年「塗り壁のある風景コンテスト」空間部門優秀賞受賞 ♦︎2013年「宮崎商工会議所ビジネスプランコンテスト」初代最優秀賞受賞 |
プロジェクト:人物伝 |
概要
[編集]エコビレッジビルダー/天然素材コンシェルジュ[1]/古民家再生プロデューサー/村づくりコンサルタント/空間デザイナー/自給自足アドバイザー/グランドアーティスト/土壁トレーナーマスター/ストローベイルハウスビルダー/マッドブリックハウスビルダー/里山料理研究家/狩猟採取料理研究家and more…
『家のお医者さん』として才を発揮し、1999年には総理官邸大ホールにて行われた『21世紀日本の構想』[2]の、日本を代表する若手建築家として選ばれ実業家の道を歩むも、仲介業者の中抜きに遭い、多額の借金を抱える。突然の転落劇に見舞われ、幾度も自殺を考えるようになる。しかしその後も、何とか踏ん張り、自給自足村作りに再起をはかるが、離婚や、東日本大震災による村の壊滅的な放射能問題と受難は続き、波乱に満ちた半生を送る。
英気を養い、再び立ち上がると、今度は全財産を投じたエコビレッジが全て騙し取られ、再び転落。お金・道具・人への信頼、全てを失い、人里を捨て、森で狩猟採取生活を続けた。落ちていたポリタンクで溜まった水を飲み、食中毒で死にかけるような毎日。しかし、その日々により人間本来の生き方に気づかされた。
成功とドン底を3度も味わう、波瀾に満ちた人生の紆余曲折を経て「自然と共に生きる」方法。自らが求めるものにようやく辿り着いた銀之輔は、再び、人里に戻り「自然と共存すること」に軸を捉えた、衣・食・住・医・癒・農・育を、高い技術と、独自の経験から得たまっすぐな感性を集約させ「循環型エコビレッジビルダー」として、多くの人々に影響を与えている。
主な活動
[編集]日本、ならびに世界中でのエコビレッジ作り/自然素材を使った建築のワークショップ/自給自足村と外での産業流通や、地域の活性化の方法の講演/スモールコミュニティの作り方講師/自然エネルギーについての講演
独自の経験と実績からなる衣・食・住・医・癒・農・育に特化したノウハウや循環システム、そして「自然と共に生きる」在り方を伝えるワークショップや講演活動を積極的に行っている。
村作り
[編集]衣・食・住・医・癒・農・育の各分野における専門知識と、高い技術。独自の経験から得たまっすぐな感性を集約させた循環型エコビレッジ作り。現在までに、スペインのプリエゴ・デ・コルドバ、タイのチェンマイ、そしてミャンマーBodhi-Hill Project[3]、タンザニアと、日本だけでなく世界各地で、その手腕を奮い、活躍している。
また一方では、村づくりコンサルタントとして、全国の村同士のコミュニケーションと流通を生み出しながら、豊かで持続可能な暮らし方を提案し、衣食住エネルギー自給の輪を全国に広げる活動にも積極的に取り組んでいる。
建築活動
[編集]地球環境と健康にやさしい自然素材を使い、『古くなればなるほど味わいが出る風景づくり』『暮らす人がワクワクする夢のある景色づくり』など、健康・持続性・デザイン性を兼ね揃えた空間づくりを行う。その高い感性と技術で数々の賞を受賞し、テーマパークの風景にも採用されている。
照明心理学、色彩心理学、風水学に基づいたデザイン設計で、店舗、美容サロン、エステティックサロン、スパ、結婚式場、飲食店、宿泊施設、テーマパーク等、数多くの商空間プロデュースとランドスケープデザインで、各種メディアで取り上げられている。また、温泉街復旧計画、商店街活性化事業、第三セクター企画等にも参加貢献している。
麻しっくい。麻土壁。真菰しっくい、真菰ストローベイルなど、異素材を活用した天然建材の研究にも積極的に取り組む。また、ネイティブインディアンが千年以上前から使っている土を輸入し、天然鉱物顔料による42色の土壁材を製造している。
地球貢献活動
[編集]自然のシステム・伝統的な知恵と文化を守るための森づくり。土壌、各種の生物、大気、森林、微生物、動物、水などを含む、全ての生物・非生物に対する自然環境の調和を軸に「森のような畑づくり」の企画と提案を行う。
講演・講師
[編集]自然素材建築や、エコビレッジ作りの技術や在り方を伝える活動の一環として、数々のワークショップや講演も盛んに行う。代表的なものには、銀之輔自身が1年半もの間経験した狩猟採取生活や、自らの半生から得た生き方を伝える、”生きたまま生まれ変わる5日間サバイバル”、各地での古民家再生プロジェクト、ストローベイルハウス作りなどがある。そのどれもに、全国から話を聞きつけた体験希望者が集まる。銀之輔は、全ての参加者に、技術だけでなく自身の経験と生き方、捉え方を惜しみなく享受しており、それは数多くの参加者の人生を本来の姿に導くことで知られ、各方面から多くの共感を得ている。
早稲田大学・新宿OZONE、つくば国際会議場、東京国際展示場、PALC自由学校、おおあさ自由学校、栃木農業高校、宇都宮大学、チェンマイpunpun organic farm[4]、犬山農芸[5]など、公的な教育現場で講師経歴も多く持つ。
教育
[編集]たくさんの活動の中でも、特に本人が力を入れているのが、石垣島で月に一度開催される、子ども達に向けたフリースクールの講師業。
学校に行きにくい子ども達や、発達障がいと認識された子ども達を対象にしたこの活動は、『やりたいことは何でも挑戦していい。そしてイヤだったらいつでも辞めてもいい。これだ!と思ったらとことん気がすむまでやっていい。』そんな銀之輔の教えのもと、ツリーハウス作りや狩猟採取体験、自然農法や料理など、子ども達に、学校では習えない「自然界に寄り添う生き方」を教える。
現在の取り組み
[編集]現在の取り組みとしては、子ども達だけで作るエコビレッジ『絵本の村てっぺん』や、世界中のエコビレッジ作りの依頼を受ける『レインボーピープルの育成』、日本神道の伝統植物であるマコモ藁を使った『マコモ龍宮城プロジェクト』[6]など、子ども達だけでなく、日本中へ、そして世界へ、人の生き方と未来への可能性を広げるプロジェクトを、多岐に渡る企画が始動中である。
略歴
[編集]ストローベイルハウス
[編集]ストローベイルとは『麦わら』のブロックのことを指す。アメリカで生まれたこのストローベイルハウス=『藁の家』は、環境に優しいだけでなく、化学物質を使用しない、安心・安全で永続可能な建築として、世界中のエコビレッジなどを中心に注目されている。
自然素材の麦わらは、防音・断熱材にもなり、呼吸する壁が作れる。除湿機、加湿器、空気清浄機のいらない、快適な温度と湿度を保ってくれる家作りを可能とする。
銀之輔は更に、出雲大社のしめ縄や、同大社で行われる凉殿祭の伝統植物、真菰を使用したマコモベイル[7]など、現地の異種素材や伝統植物を積極的に使用し、新たなベイルハウスの先駆けを担う。
日干しレンガ
[編集]レインボーピープルとしての活動
[編集]レインボーピープル[8]。もともとは、アメリカインディアンの『虹の戦士』から作られた言葉で、七色の服を着た自給自足村づくりの集団のことを指す。
『赤い服』着た人は『料理』を。『オレンジの服』を着た人は『音楽』を。『黄色い服』を着た人は『衣』を。『黄緑色の服』を着た人は『緑化』を。『緑の服』を着た人は『農』を 『青い服』を着た人は『建築』を。『紫の服』を着た人は『医療』を。
最高の技術を持った人達が、循環する地球に優しい村づくりを手伝ってくれる。この始まりはフランスだが、エコビレッジが盛んに作られるフランスのレインボーピープルは、フランスの外に出る機会はない。ある時、村作りメンバーに加わっていた銀之輔は、そのメンバーの1人から世界のレインボーピープルの育成を託されることなる。日本のパスポートは実に世界192ヵ国、ビザを取得せずに渡航できる。世界中にエコビレッジを作ることができるは日本人しかいない。そして、それを育成し、担うことができるのは、その技術と魂を兼ね備えた銀之輔しかいない。そうフランスのメンバーに世界のエコビレッジとレインボーピープルの育成を託された。
レインボーピープルには、半年間の快適な寝床と食料をお礼に渡し、交通費と必要な材料費を少し支払えば、エコビレッジに必要なインフラや、村のベースづくりを、約半年間で作ってくれる。
一方で、レインボーピープルは、誰でもなれるわけではない。彼らは、衣食住医癒農育の洗練された集団だ。世界中の何処へでも行って、そこにあるものを使って村を作るには、世界最高レベルの技術や能力、そして感性を必要とする。
例えば料理なら、三つ星レストランの腕で、添加物を一切使わずに野草やスパイスや発酵で体に美味しい料理を作る。衣は、服だけではなく、蚊帳やウエディングドレスまで作る。農は、世界中どこでも、その土地にある菌や虫を利用した自然の法則に従う方法で作物を作る。家は、土、木、竹、石、砂、など、現地で一番近くにある自然素材を使い、最高のデザインで、その土地ならではの快適な空間を作る。
世界中でますますと増えているエコビレッジ。それらの村は衣食住の完全自給自足を目指して、服も食べ物も家も自然界にあるものを使って手作りしている。その素材は当然、お店で買ったりカタログで選ぶようなものは必要ない。自然界からご褒美をいただきながら共存していくからだ。だからこそ、洗練された技術やデザインがその村の美しさに直接反映する。
銀之輔は現在も、世界をまたぎエコビレッジを作り続けている。それと同時に、この村づくり集団、世界の『レインボーピープル』を確立するべく、日々奔走し、各地で人材を育成している。
- ^ “生命を生かし、自然を活かす、豊かなライフスタイルの提案を目指す。| SUPER RADIO CLUB|JOY FM(FM宮崎)”. www.joyfm.co.jp. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “21世紀日本の構想”. www.kantei.go.jp. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “Bodhi-Hill Project”. www.facebook.com. 2022年6月19日閲覧。
- ^ “OUR RESTAURANT | PUN PUN - Center for Self Reliance” (英語). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “第2回 | 山納 銀之輔 | ORGANIC VILLAGE”. organicvill.jp (2016年8月15日). 2022年6月19日閲覧。
- ^ “マコモ龍宮城プロジェクト 特設ページ | 健幸家族”. www.macomo.net. 2022年6月19日閲覧。
- ^ 『銀之輔.japan - ストローベイルの作り方 | Facebook | By 銀之輔.japan | 主婦でもできる家づくりシリーズ 《ストローベイルの作り方》 ストローベイルって、わらのブロックのこと。昔は牧場で牛の餌にするために四角い藁ブロックが沢山あったんだけど、最近は丸いロールになってるのが多いよね。だから手作りで圧縮するマシン《銀之輔式ベイラー3型》を使ってみんなで作るよ! ※...』 。2022年6月19日閲覧。
- ^ “銀之輔.japan”. www.facebook.com. 2022年6月19日閲覧。