利用者:Youse1201/sandbox
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園内南に位置する約1,200平方メートルの薬草園では、水戸黄門こと徳川光圀が水戸藩医の鈴木宗与に命じてまとめさせた日本最古の家庭療法の本『救民妙薬』に載っている薬草を中心に約50種類の薬草が栽培されている。各薬草の側には、その効能や『救民妙薬』の文章などを紹介するパネルが設置されている。この薬草園を整備した理由について、園長の西川綾子氏は、「水戸にしかできないことは何かと考えて歴史という切り口に気づいた」と語っている[1]。2016年(平成28年)7月に水戸市と養命酒製造株式会社が締結した「薬草を活用した官民協働事業に関する協定」により、2017年(平成29年)4月に面積を1,850平方メートルに拡張し、呼称を「水戸 養命酒薬用ハーブ園」としてオープン予定。[2]
薬草園を入ったところには、弘道館の瓦が利用された縁取りがある。これらの瓦は、2011年3月11日の東日本大震災で被災した際に、再利用不可能とされたものを持ってきている。瓦の模様は、瓢箪から水が出ている様を表しており、火災除けの意味があるとされている[3]。
薬草園の中には、キキョウ、クズ、ハトムギ、ムラサキ、ナルコユリ、アカザ (植物)など多くの薬草が植えられている[3]。アカザ (植物)は、水戸黄門が使っていた杖の材料であり、利用者向けに杖を貸し出したり、杖作りの実演を行っている[1]。
2016年7月25日(月)、水戸市と養命酒製造が「薬草・生薬文化の継承」を目的とした官民協働プロジェクト「薬草を活用した官民協働事業に関する協定」を締結した。本プロジェクトは、自治体である水戸市と民間企業である養命酒製造とが協働して行う、水戸市植物公園内の薬草園を活動の中核に据えた全く新しい事業です。