利用者:Yoichi Azegami/下書き6
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Hochschule für Gestaltung Ulm | |
マックス・ビルの設計による校舎(2007年撮影) | |
開学期間 | 1953年–1968年 |
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創立者 |
オトル・アイヒャー インゲ・アイヒャー・ショル マックス・ビル |
所在地 | 西ドイツ ウルム |
公式サイト | https://www.hfg-ulm.de/ |
ウルム造形大学(ウルムぞうけいだいがく、ドイツ語: Hochschule für Gestaltung Ulm)は、西ドイツのウルムに本部を置いたデザイン学校。1953年にオトル・アイヒャー、インゲ・アイヒャー・ショル、マックス・ビルによって設立された。
芸術、工芸、技術を統合するというバウハウスのアプローチを超えて学際的なデザイン教育を行った。社会学、心理学、政治学、経済学、哲学、システム思考などの学問が、美学やテクノロジーと統合されたのである。デザインプロセスへの先進的なアプローチが、プロダクトデザイン、ビジュアルコミュニケーション、工業化建築、情報、映画製作の各部門で実施された。
校舎はマックス・ビルによって設計され、現在もウルム財団の後援のもと、歴史的な建造物として保存されている。1950年代から60年代にかけて最も先進的なデザイン教育機関であり、記号学研究のパイオニアでもあった。バウハウスと同等の影響力を持つ、世界でも重要なデザイン学校のひとつとみなされている。
ウルム造形大学は、実験的な教育機関として革新と変化を通して発展した。その過程で授業内容やカリキュラム編成が何度も変更され、1968年の大学閉鎖につながる内部対立が引き起こされた。大学は開校から15年で閉鎖されたが、デザイン教育におけるモデルとしてその後のデザイン教育に国際的な影響を与えた。
ウルム造形大学に留学した日本人の向井周太郎は、帰国後に武蔵野美術大学基礎デザイン学科を創立する際、ウルムのカリキュラムをモデルとして記号論や科学論など学際的な科目を導入した。